母眠る山も眠るや星ひとつ

 

初雪や泣くを忘れて見惚れけり

 

年の瀬や灯が顔にくる千鳥足

 

正月も四日となれば風立ちぬ

 

琉球の黒き風舞ふ冬花火

 

祖母たちの凛と佇む冬至かな

 

蝋梅や夕日まるごと浴びてをり

 

木枯らしや止みてどうなるものでなし

 

夜泣くや四十七士の傷心

 

下駄箱のうへで紅増すポインセチア

例によってあちこちのブログに訪問させていただいて

気まぐれに詠んだものばかりです。

十句揃いましたのでまとめさせていただきました。

さよならに泣かない約束ポインセチア( 恭子)