東京日本橋のとあるホテルでのこと。

定年後、嘱託等で働きながらも無聊を慰めている人たちの集まりに招待された。

銀行、証券、先物、保険、投資顧問、外資等々、出身はそれぞれだが、かつて金融業界の最前線で活躍した一騎当千の面々である。

 

バブルもリーマンも乗り越えてきた経験値は相当なもの。

その経験値を集約させて世のため人のために役立ててみようということになった。

 

「お力添えいただけますか」と打診をいただいたので、「微力ながら」と二つ返事で了承した。

「さて、ベンチャーでも起業しましょうか」などと屈託なく笑っている。

 

定年したといっても全員僕よりは若い。

人生100年。

やれることなど山ほどあるに違いない。

(熱海の花火)

 

AIに奪われる職は何ですかとAIに聞く父定年す