アジア時間の原油先物相場はまちまちで推移している。
ロシアがウクライナに侵攻した場合の供給障害を懸念されたことによるもの。
また、イラン情勢も注視しなければならない。
問題は核合意再建協議の行方。
イランが世界主要国と合意に達すれば、原油市場は必要な供給にアクセスできるようになるからだ。
米オバマ元大統領が2016年に対イラン制裁を緩和する核合意の仲介役を担った際に、イランの原油生産量は予想よりはるかに速いペースで増加していることから、市場はイランの増産の可能性については楽観的に捉えているのだろう。
アジア時間の原油先物は、WTIが1バレル=91.24ドル近辺に上昇しているが、北海ブレントは93.40ドル前後に下落している。