本日のセブンコーヒーのお供は「きんつば」です。

「北海道産小豆使用」となっていますね。

「北海道産小豆」

昔は商品先物取引の花形商品でした。

赤いダイヤと呼ばれ、買い占めなどの仕手戦が派手に行われていたものです。

小豆を上場する取引所も、産地の北海道をはじめ、東京、名古屋、大阪、神戸、関門と、まさしく日本列島を席巻していた時期がありました。

 

さらには、梶山季之氏の小説「赤いダイヤ」がブームに火を点け、映画化、TVドラマ化されるに至っては、それまでの当業者主義中心の商品先物業界が大衆化路線へと、大きく舵を取った時期でした。

 

たしか、小説の中では、伝説の相場師が褌一つで銚子沖に浸かり、潮の流れから北海道十勝地方の天候を予測するという場面があったと記憶しています。

気象衛星もない時代、今では想像もつかない世界ですよね。

 

そして現代,

相場世界もIT化が進み、AIによる相場予測やアルゴリズムによる自動売買の時代になってきました。

自分の頭で考えてトレンドを予測するという行為が、本来の投資行為の面白さだと考えれば、褌一つで銚子沖に浸かるという相場師のその行為に果てしなくロマンを感じてしまうのです。

 

などと、、そのようなことを考えながら、きんつばを美味しくいただきました。

「赤いダイヤ」のTBSドラマは、昨日亡くなられた千葉真一さんの元奥様野際陽子さんのTVデビュー作品だそうです。