シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)で、ユーロの投機的な先物ポジション(非商業部門)が7月13日時点で差引き+3万2,495枚のネットロングになった。
前週の+7万7,190枚のロングから、4週連続で買い玉が減少。

 

ロング幅は6月15日週に+11万8,186枚となり、3月2日週の+12万5,988枚以来という高水準になっていた。

そこから売り優勢のロング縮小となっている。


今後は依然ロングが残存していることにより、一段のロング整理と取り崩し、ネットショート転換に向けた戻り売りが優勢になる可能性が高いと思われる。

しかしながら、一定程度のロング整理とポジション調整の進捗を受けて、ロング再拡大に向けた押し目買いが優勢になる可能性も残されている。

 

投資家はその両シナリオを見極めながら取り組む必要があろう。