ハルさんの読書日記を参考にさせてもらっているミタ子。

朝倉かすみの「にぎやかな落日」を読みました。

 

北海道に住む老女おもちさんが主人公。

本当はまち子なのに、父親が届を出す時に、「ま」と「も」を間違えて

もち子になったんだって。

 

まともでないね。

 

    

 

おもちさん、満八十二歳~八十四歳までの日常のお話。

生まれ故郷は小樽だけど、その後石狩に家を建てて住んでいる。

時々若い頃の話も入ってくる。

 

おもちさんは一番上の兄ちゃんが戦死しているけど、11人姉妹の五番目で、

口は重たいけど気の優しい勇さんとお見合い結婚した。

 

その勇さんは二年前に特養に入って、一人暮らしだけど、

東京に住む独身の娘からは、日に二度電話が来るし、近くに住む長男のお嫁さんのトモちゃんが時々訪ねてくれて、車であちこち連れてってくれる。

同年代の友達も沢山いる。

 

人に恵まれて、お茶目な幸せなお婆ちゃんだ。

 

すごく筆まめだし、年は取ってもお洒落だし、身体も丈夫な方。

寄る年波には勝てないから、少しは頭がボーっとするけど、

冗談も言えちゃうし、隠れて甘い物も食べちゃう。

 

糖尿病が進行してからは、一人暮らしの一軒家から引っ越しすることになるんだけど

 

そこは高級老人ホームのマンション。

おもちさん仲間の間でも評判の、至れり尽くせりのマンションを

娘やトモちゃんや看護師さん達が用意してくれた。

そこからは、バス一本で勇さんの特養へも行ける。

 

おもちさんが、めちゃくちゃ羨ましい。

願わくば、ミタ子もおもちさんになりたいと思ったよ。

 

最後までお付き合いくださりありがとうございます

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