NHKで月曜の夜放送している、「100分de名著」。
3月は、エドガー・アラン・ポーだったんだ。
ミタ子、江戸川乱歩は読んだ事が有るけど、エドガー・アラン・ポーは無い。
江戸川乱歩の名前はもちろん、エドガー・アラン・ポーから取ったものだし、
ミタ子が崇拝する萩尾望都も、彼に影響を受けてる。
だって、「ポーの一族」の主人公はエドガーで、相方はアランだもん。
だからずっと読んでみたかったんだよねぇ。
でも難しそうでなかなか…
番組を見ていて、やっぱり読みたくなって図書館で借りたのは
「モルグ街の怪事件」とあるけど、「モルグ街の殺人」だよね。
子供向けなので、優しい言い方にしたのかな。
ポーは120年以上前の人だからか、図書館に作品があまり無かった。
「黒猫」が読みたかったけど、貸し出し中で、これしか無かったので、読んでみました。
子供が理解できるように書かれているため、文章が平仮名が多くて分かりやすいけど、
ちょっと大人には物足りないのは仕方ない。
内容はすごいと思った。
ミステリ界初の、名探偵デュパンが登場する。
と言うか、ミステリというジャンルも、名探偵という立場も、
ポーが初めて確立したんだって。
それも、この作品で。
それに、斬新な意外な犯人にもビックリ。
この本にはもう一つ「黄金虫」という話が収録してる。
これも、すごく面白い。
暗号解読のからくりも、なるほど、と良く出来てる。
ポーがいなければ、ポワロもホームズも、明智小五郎も、コナンも
生まれなかったのかもね。