カンヅメの中味。 | 大神Blog

カンヅメの中味。

ども。
稲葉です。

※今日の話は『大神』と全く関係がありません。

昨日は一日カンヅメ状態で、海外プレスの取材対応をしていました。
ヨーロッパのプレスの方々に来ていただき、ビューティフルジョーについて
プレゼンテーションとインタビュー対応を行っていたのです。

TGSやE3で会ったことのある記者や、数年前に『鉄騎』の取材対応でヨーロッパに
行ったときに会った人がいたり…まあ、あまり緊張感は無く気さくに対応できた
取材でした。
でも丸一日はさすがに疲れます!…が、取材してくれることは喜ぶべきことなので
終始にこやかに対応しておりました。

ジョーの話を外れて、最近の業界についてや次世代機なんかにも話は及び、
結構マジメな話をしたような気もします。
クローバーの話や、大神についても聞かれたりもしました。
僕がちょっと前からハマってる海外ドラマの話で脱線盛り上がりしてしまいましたが、
日本人とこのドラマの話では一度も盛り上がったことが無いので嬉しかったです。

ひとつはイギリスのTVシリーズで、もうひとつはアメリカのシリーズなのですが、
『イギリスのドラマって、何か暗くてジメジメしてて、ヒロインはブサイクで…
 でも、そこにハマると癖になる!まるで臭いチーズを好きになるように…』
などという話をしてたら、フランス人が大笑い。
何で??って思ったんですが、

横にいたもう一人のプレスはイギリス人でした(笑)

『ゴメン!悪気はないんだよ~』
とフォローだけはしましたが。

(ちなみに、イギリスのドラマは『ULTIMATE FORCE』というドラマで、
 英国軍の特殊部隊をモチーフにしたドラマ。最初はその部隊への
 興味から見始めたドラマでしたが、テロや戦場といった極限状態での
 人間像や、特殊部隊員の人間的な生々しい部分を描いているのが
 すごく面白いです。

 アメリカのドラマは『THE SHIELD』(AXNで放映中)というドラマです。
 こっちは、登場人物が全員悪党。善人は一人も出てきません。
 刑事ドラマなのに、舞台となってる警察署にはまともなヤツはひとりもいません。
 (いっけんまともそうなのですが、みな裏に何かを抱えています)
 警察vs犯罪者という構図を、毒vs毒という視点でスッパリ描いているので、
 あれ見たらロスに足を踏み入れたくなくなります(笑)
 ハンディカムで撮影したような
カメラワークは好みが分かれる所ですが、
 個人的にはめちゃくちゃカッコいいと
思ってます。
 あらすじはAXNのHPで読めます。もう、ドロドロです。ひどい。
 実際にTVで見ると、ドン引きする人の方が多い気がします…
 でも、脚本はものすごく良くできているので、本当に1話たりとも見逃せなくなります。
 このドラマも『人間の生々しい部分』をクローズアップして描いてるところが
 大好きなんですよ。ハマります!)


思えば…プロデューサーになりたての頃は、答えにくい質問は適当に
はぐらかすようにしたり、キレイ事な発言でごまかしたりしてたのです。
そんときは『我ながらそつなく答えたな』とか思ってたわけですが…
近年は思ったことをそのまま口にする割合がだいぶ増えてきました。

『中味が無い薄っぺらな人ほど、正論風味の適当なキレイ事を言う
(∵それしかできない)』

というのを身近でたくさん目にしてきたので、言えることは言った方がいいなあ…
と今は思ってるのです。
人を傷つけたり貶めたりする発言は不要だと思いますが、
主張や思ってることというのは、その時の『ナマな姿』ですからね。
良く思われようが悪く思われようが、仕方ないです。それも自分ですから。

そういえば、昨日の神谷サイドはお休みでした。
別に深い理由があるわけではなく、昨日はホントにそれどころでは無かったという
だけなのです。
今後もまたこういうことはあるかと思いますが、制作優先ですので勘弁して下さい。

では、また!