ヤマハのポプコン

(ポピュラーソングコンテスト)

出身の

シンガーソングライター、
高木麻早(たかぎ まさ)の

ファーストアルバム

(73年10月発売)。


当時フォーク系のシンガーは

テレビに出なかった

(というか居場所がなかった)ので、
実際に歌っている姿を

見た記憶はないが、

ラジオでは

レコード音源を聞くことが

多かったと思うし、

ヤマハ提供番組の

ニッポン放送系のラジオ番組

コッキーポップ」では
よくライブアルバム等の音源を

流していたので、

ラジオユーザーを中心に、

人気があったのだと思う。


このアルバムには、

自作のデビューシングル

ひとりぼっちの部屋」

(73年9月発売)と、
ライブではよく感極まって

涙ぐむことが多かったという

想い出が多すぎて」

(作曲。作詞は北山修+杉田二郎。

74年1月シングル発売)
の2曲を中心に

ほぼ自作の12曲を収録。

 

80年ごろまでは

シングルとアルバムとを

並行して出し、

アルバムリリース中心の活動を

数年続けたのち、

活動を休止している。(★★★★)

(2006.8.14記)

 

「ひとりぼっちの部屋」は

不思議な印象を残す曲

だと思います。

 

タイトルから考えて、

淋しい曲なのかと思うと

アップテンポの

長いイントロがあって、

なんともいえない

ほのぼのとした歌い出し

で始まり、

歌詞の寂しさと

明るいメロディとで、

曲の最後まで、

私たちを引き込ませて

くれるようです。

 

「想い出が多すぎて」は一転、

せつない歌詞に

せつないメロディで、

私たちを深く深く

うなずかせてくれるような、

感動的な美しい曲です。

 

15年くらい前だったと思いますが、

テレビの懐かしの名曲系の番組に

出演されていました。

 

ほとんどのゲストのかたが

スタジオで生歌を

披露していた中で、

高木麻早さんだけは別録りで、

コメントもなかったのですが、
当時とほとんど変わらない

お元気そうな姿で、

とても懐かしかったことを

覚えています。


そのころ一時的に活動を再開し、

ライヴ活動もされていたようです。

 

 *過去記事

高木麻早ライヴ

コッキー・フォーエバー

POPCONシングルコレクション 70's