CMで大ヒットした

「春咲小紅」(81年2月発売)

をフィーチャー、

当時YMOを中心に

大流行していた、

シンセサイザーを

ふんだんに使用した

いわゆるテクノ音楽を

積極的に取り入れた、

通算5枚目となる

傑作アルバム(81年5月発売)。


全曲を通して、

坂本龍一の編曲による、

シンセサイザーの奏でる

さまざまな音色と、

切れのいい演奏が

美しく印象的。


軽快なタイトルナンバー

ただいま。」から、

子供の詩に曲をつけたメドレー、
名曲「I SING

「春咲小紅」、

ラストの「ローズ・ガーデン」まで、
さまざまな曲調が並びながらも、

つい、いつでも通して

聞いてしまいたくなるような、
絶妙な配列になっており、

その点も含めて、

アルバムとしての評価は高い。


なお、

ジャケットのイラストは

湯村輝彦。(★★★★)」

(2006.7.18記)

 

この頃はまだ、

知る人ぞ知る

異端のアーティストだった

顕子さんですが、

「春咲小紅」のヒットで、

一躍全国区の人気者になりました。

 

ベストテン番組にも

ランクインされていたような

記憶があります。

 

顕子さんというと、

この何年か前に、

「行け柳田」(77年1月発売)

という、

「史上最強の5番打者」と言われた

野球選手をリスペクトした、

なんとも不思議なシングル曲が

スマッシュヒットしていて、

衝撃を受けたことも思い出します。

 

その後も現在まで

コンスタントに活動を

続けていらっしゃいます。

 

「ただいま」と「I SING」は、

アルバム発売とほぼ同時に

カップリングで

シングルカットされていましたね。