ヤマハのポプコン出身の4人組、

ベルのセカンドアルバム

(76年2月発売)。

 

メンバーは

広川ナオ(Vo)、

福沢タカシ(B,Vo)、

大川ヒロシ(G,Vo)、

杉山トモカズ(G)。


いずれも

事務所の先輩である

小泉まさみの作になる、

2枚目のシングル「電話」
(75年2月発売)、
3枚目の「20才」
(75年8月発売)、
4枚目の「ラスト・ダンス」
(75年11月発売)が
連続スマッシュヒット。
 

そしてアルバム発売後に、

アルバムのなかから、

メンバーのオリジナル曲

白いカップ」(76年4月発売)

を5枚目のシングルとして

発売するなど、
グループの方向が

決まりかけていた頃に

発売されたアルバムだった。

 

Belleは、

なぜだか失恋の歌ばかりが

ヒットするので、

暗いグループだというイメージを

もたれたこともあったようだが、
アルバム通して聞いてみると、

ガロ」を髣髴とさせるような、
メロディとハーモニーを

大切にしているグループだと

いうことがわかってきて興味深い。

 

ただこのころ、

レコード会社(エレックレコード)の

倒産という不運もあってか、

これが最後のアルバムとなり、

これ以後の活動は確認されていない。


音源の管理がずさんで

マスターテープが紛失している

エレック盤だということで、
ながらく入手困難と思われていたが、

アルバムは2枚とも

復刻発売されている。

 

なお、

グループ名の「ベル」は

英語の「鐘」ではなく、

美しい」という意味のフランス語。

(★★★★)」(2006.6.15記)

 

このアルバムは

当時気に入っていた

シングルのA面曲が

4曲収録されていたので、

買おうと決めていたのですが、

ちょうどエレックレコードの

倒産のころで、

エレックの全レコードが

廃盤になってしまい、

町の小さなレコード屋を

いくつも探して、

ようやく見つけて買ったことを

思い出しました。

 

収録されている

4枚のシングルです。

 

いずれもよくラジオで

流れていました。

 

その後幸運なことに、

エレックレコードの

アルバム音源は、

ほぼCDで復刻されました。

 

このアルバムも、

レコードがだいぶ

傷んでしまっていましたので、

CDで買いなおしました。

 

活動停止後のBelleは、

消息が聞かれなくなりましたが、

一部のメンバーと

ファンが中心になって、

小さなライヴを

おこなったこともあるようです。

 

 *過去記事

POPCONシングルコレクション 70's

 

 

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