「社員として
URCに入社していた加川良が、
70年のフォークジャンボリーに
出演したところ脚光を浴び、
その人気を受けて
URCから発売された
ファーストアルバム(71年6月発売)。
なによりもまず1曲目の
「教訓Ⅰ」だろう。
イントロなしで
いきなり歌いだされる
「命はひとつ人生は一回だから/
命を捨てないようにね」の
インパクトの強い歌詞と、
一度聞いたら忘れられない、
なんともクセのある歌いだしが
とにかく衝撃的だ。
これ以外にも
「戦争しましょう」、
シバ(三橋乙揶)の代表曲
「悲しい気持で」、
高田渡も歌った「あきらめ節」、
何人ものフォーク歌手が
好んでライブで取り上げた
「その朝」など、
この時代の志向を
色濃く反映した名曲が
目白押しの名盤。
ライブでは一貫して
生ギター一本で
歌い続けるスタイルを
崩さない一方、
実はドラムの技術も高く、
なぎらけんいち(なぎら健壱)
のライブ「永遠の絆」では、
ドラムを披露している。
70年代フォークの代表的1枚。
(★★★★★)」(2006.6.18記)
加川良というのは芸名で、
加山雄三と長谷川一夫と
池辺良から一文字ずつ
拝借したそうです。
でも、いい芸名ですよね。
影響を受けたミュージシャンは
数多いと思いますが、
松山千春さんが
良さんのことが大好きで、
ご自身のレコードレーベル
「News」を立ち上げたとき、
真っ先に移籍してもらった
という話を思い出します。
「教訓Ⅰ」は、
いま聞いても身が引き締まるような
名曲ですよね。
この曲の歌詞とアレンジを変えて、
コミックソング「教訓Ⅱ」として、
なぎらけんいちさんが
レパートリーにしていました。
せっかくなので、
どちらも貼ってみますね。
*過去記事
↓「教訓Ⅰ」です。
↓「教訓Ⅱ」です。