1985年、

13年間在籍した

チューリップを脱退した

安部俊幸(G)と、

心の旅銀の指環」などの

ボーカルが印象的な

姫野達也(Key、G、Vo)が、
同じくグループからの

脱退の意を示していた

伊藤薫(Dr)を伴い、
レフティの若きベーシスト

風祭東(かざまつり・あずま)

を加えて結成した4人組の

ファーストアルバム

(86年10月発売)。


元チューリップ

というイメージを脱却すべく、

自分たちの目指す
純粋に明るくポップな音楽を、
目いっぱい前面に
押し出しているところに、

非常に好感の持てる1枚。


アルバムと同時発売の

ファーストシングル

好きさ」は名曲だが、
ちょうど安全地帯が

同タイトルの曲を

ヒットさせていた時期とかぶり、

印象が薄くなってしまったのは

不運だったと思う。


個人的にはさらにメンバー

(特に風祭東)の肩の力の抜けた、

セカンドアルバム

HOW SWEET?」(87年7月発売)と

サードアルバム

 RELATIVE SPEED MUSIC」

(88年4月発売 こそが、

このバンドの目指した音楽が

凝縮されている最高傑作だと思う。

(★★★★)」(2006.5.26記)

 

大ファンだったチューリップの、

デビューからのメンバーである

安部さんと姫野さんが、

チューリップを離れてしまったと

聞いた時はショックでした。

 

新しいメンバーを加えた

新生チューリップは、

一足早く再スタートを

切っていました。

 

個人的な感想ですが、

新生チューリップは、

いい意味での

開き直りと若返りが感じられ、

安心していたのですが、

安部さんたちの

新しいグループの動向が

気になっていたところ、

ようやく、

満を持してのリリースでした。

 

ライヴにも何度か

足を運びました。

 

当初は、

本家(チューリップ)と

分家(オールウェイズ)と

両方楽しめていました。

 

その後のそれぞれの展開と

それをめぐる感想は、

別の機会に書きたいと思います。