「4枚目のアルバム「A NIGHT AT THE OPERA」と
シングル「BOHEMIAN RHAPSODY」(ともに75年11月発売)
の大ヒットにより、
押しも押されぬ
世界的トップグループとなったQUEENが、
新アルバム「A DAY AT THE RACES」(76年12月発売)の
発売を前に、
76年9月18日に地元ロンドンのHYDE PARKで、
10万人以上の観客を集めて行った、
フリー(無料)コンサートの模様を収録した
ライヴ盤(76年発売。ブート盤)。
曲目は、
2度目の日本公演も含む、
前年からのワールドツアーとほぼ同じではあるものの、
オープニングには「A DAY AT~」の
オープニングのオーケストレーションが使用され、
新シングルとして予定されていたバラード
「YOU TAKE MY BREATH AWAY」が
はじめて披露されているなど、
アルバムのプロモーションも兼ねた
構成になっている。
ただ、それまでのヒット曲には
合唱や手拍子をしながらも、
自らの自信作である「YOU TAKE~」演奏中に、
全く雑談を止めない観客たちにたいして、
歌い終わったフレディが「HEAVY?」と、
もっと激しい曲を期待している観客に
問いかけているのが印象的。
この件もあってか、
次のシングルはアップテンポの
「SOMEBODY TO LOVE」(76年11月発売)に
変更されている。
オーディエンスからの録音のようで、
音質には難ありではあるが、
貴重な記録であるためか、
(おそらく)同じ音源を使った
何枚かのブート盤があり、
映像の一部は、
DVD「MAGIC YEARS Vol.2」に
収録されている。(★★★★★)」(2009.5.6記)
クイーンのブート盤です。
このころ、
クイーンのアルバムはまだ4枚しか
出ていませんでしたので、
買い揃えて以降は、
とにかくいろいろな音源が聞きたくて、
ついにブート盤
(当時は海賊盤といっていましたが)を、
値段の安さ(だいたい1枚1680円)もあり、
次々に購入していたのだったと思います。
このハイドパークでのライヴについては、
たしか音楽雑誌に載っていたので、
レコードショップで
この(ブート)レコードを見かけたときに、
購入したと記憶しています。
「ボヘミアン・ラプソディ」が
自然に大合唱になっていたのに、
「ユー・テイク・マイ・ブレス・アウェイ」では、
ほんとうに客席がうるさいんですよね。
これはフレディさんもショックだったと思います。