ニューミュージック

というジャンルを確立、

多くの若手アーティストを

次々と輩出していた東芝EMIの

EXPRESSレーベルから、
ロンドンレコーディングという

破格の扱いでデビューした

4人組バンドにょる

唯一のアルバム(74年10月発売)。


メンバーは、

佐々木かつみ(G,Vo)、

大間ジロー(大間仁世。Dr)、

松尾ジュン(松尾一彦。G,Vo)、

大塚ケン(B,Vo)。


ロックテイストを

前面に出しつつも、

美しいメロディも

重視している佳曲揃いで、

デビューシングル

美しい季節」(74年4月発売)

の発売時には、
前途有望なグループとして

音楽雑誌等でも

大きく扱われていた。

 

続くセカンドシングル

渚のあの人」(74年7月発売)で、

ゆるやかでポップな面も

見せたのちに

このアルバムが発売され、

その後2枚のシングルを発売し、
実働約2年で解散している。


以後、

スタジオミュージシャンとして

活動していた大間仁世が、

サポートをつとめていた

オフ・コースに加入、
ほどなく松尾も加入し活躍、

長く廃盤だったこのアルバムは、

オフコース人気に伴い、

ふたたび脚光を浴び、

LP盤で再発されたことがある。

(★★★)」(2008.11.17記)

 

ザ・ジャネットです。

 

オフコースの

松尾さんと大間さんが

在籍していたとグループ

というとらえ方が

一般的なのかもしれませんが、

デビュー時の売り出し方は、

かなり盛大でした。

 

デビューシングル

「美しい季節」は、

歌詞もメロディも

美しいバラードで、

スマッシュヒットになり、

同じ年にデビューした

「スター誕生」出身の

石江理世さんが

デビューアルバムで

カヴァーしていました。

 

そして、セカンドシングル、

「渚のあの人」は、

一転、アップテンポで、

ちょっとコミカルなコーラスが

印象に残る佳曲でした。

 

ただ、事務所の方針なのか、

メンバーのオリジナルは

わずかしか発表されることがなく、

翌年には活動を停止して

しまったようです。

 

CD化もされましたが、

現在ではふたたび、

入手困難になってしまっています。

 

 *過去記事

 オフコース

Three and Two

オフコース・グレイテスト・ヒッツ1969-1989