いわゆる不倫を歌った

大人の歌でありながら、
無表情で無機的な歌い方と、

なにより

歌詞とは無関係な振り付けの

インパクトが印象的だった、
大ヒット曲

「他人の関係」(73年3月発売)、

その続編

「人間模様」(73年9月発売)

にあわせて

発売されたアルバム

(73年9月発売)。


60年代の、

レ・ガールズ時代の後期と同じく、
4人組のザ・フラッシャーズを

バックコーラス&ダンサーとして

したがえながらも、
当時の、

明るく動きまわるイメージを

大きくくつがえしたのが功を奏し、
子供を含めた

新たなファンの獲得にも成功、

この年の紅白歌合戦にも

久々の出場をはたす。


A面は「他人~」「人間~」

の名コンビ、

有馬三恵子(作詞)・

川口真(作・編曲)

による6曲のオリジナルが、
B面には洋楽カヴァーが

6曲収録されているが、

この選曲が

実に多岐にわたっており、
ギルバート・オサリバンの

「アローン・アゲイン」、

ロバータ・フラックの

「やさしく歌って」のほか、
ダリダと

アラン・ドロンのデュエット

(ドロンは囁くだけだが)で

世界的に大ヒットし、
日本でも中村晃子と細川俊之の

コンビでヒットしていた

「あまい囁き」を、
ドロンの吹き替えをつとめていた

声優・野沢那智をパートナーに

録音しているのだが、
いずれもそつなく

歌いこなしており、

歌手としての実力と

奥行きが感じられて興味深い。

(★★★★)」(2008.8.30記)

 

金井克子さんです。

 

「他人の関係」、

特にあの振付が

大流行しましたね

(堺正章さんが

言い始めたのだと思いますが、

交通整理とも言われていました)。

 

当時、

一般の家族やちびっこの

歌合戦の番組が

いくつかあったのですが、

この曲や、

夏木マリさんの「絹の靴下」

辺見マリさんの「経験」

伊東ゆかりさんの

「小指の思い出」

などの意味深な大人の歌を、

歌詞の意味も

わからない子どもたちが

無邪気にまねていたことを

思い出します。

 

「パールライス」のCMで、

久しぶりに脚光を

浴びたこともありましたね。

 

あれもずいぶん前に

なりますか。。。

 

あのときは変わらず

お元気そうでしたが、

いまもお元気で

いらっしゃるのでしょうか。

 

それから、余談ですが、

「あまい囁き」は

山本リンダさんも

カヴァーされています。

 

こちらもさすがの

リンダ節で、

楽しいヴァージョンに

なっています。

 

もし入手が可能な状態なら、

一聴の価値ありです。

 

おススメです。