キャンディーズと、

後発のピンクレディの

大成功をうけて、
70年代後半、彼女たちに

追いつけ追い越せとばかりに、
各芸能事務所が、

こぞって多くの

女性アイドルグループを

デビューさせていた時期があった。


数多くデビューした

多くのグループのなかでも、

キャンディーズと同じ事務所で

同じレコード会社だという

幸運もあり、
ポスト・キャンディーズの

筆頭に位置していた3人組の

ファーストアルバム

(78年11月発売)。


メンバーは

森光子(小森みちこ)、

上野真由美、

大塚邦子。


キャンディーズの妹分として、

正式なオーディション

を経て結成され、
当初は

「キャンディーズ・ジュニア」

の名前で活動を始めていたのだが、
本家のファンからの猛抗議にあって、

改名することになったという。

 

でも「トライアングル」のほうが、

いいグループ名だと思う。

 

この時点までの3枚のシングルと

ややキャンディーズ風テイストの、

このアルバムのための新曲で

構成されており、

まとまりのあるアルバムだと思う。
(★★)」(2007.4.3記)


幸運な環境下で、

順調に進んでいくと思われた

トライアングルでしたが、

スクールメイツで

幾多のレッスンを積み重ねてきた

キャンディーズと比較すると、
歌も踊りも、

まだまだ発展途上であるのは、

否めない印象でした。


それでも、テレビ出演は多く、

多くのファンも

いたはずだったのですが、

グループの転換を図るために、

デビュー当初センター位置に据えられ、

人気もあった大塚邦子さんが、

真偽は不明ですが、

ソロ活動のためという名目で

脱退させられてしまいます。

 

ただ、これは個人的な感想ですが、

小柄で細身で瞳が大きく、

いろいろな意味で目立つ存在だった

大塚さんが抜け、

代わりに加藤明恵さんが

加入した結果、

3人が同じようなシルエットに

なってしまったため、

メンバーの区別が

つけにくくなったような

気がしました。

 

その結果、

これも個人的な感想ですが、

グループとしてのカラーが

薄く感じられるようになってしまい、

楽曲にはめぐまれていたのですが、
実働2年足らずで

活動を停止することになります。

 

それぞれのメンバーの

タレント性も豊かでしたので

不運なめぐりあわせでしたよね。

 

↓デビュー曲の

「トライアングル・ラブレター」が

もっとも有名だと思いますが、

個人的には2枚目のシングル

「0(ゼロ)のメルヘン」が

ほどよくキャンディーズっぽくて

気に入っていました。

 

 

 ↓セカンドアルバムとの2in1盤です。