「同時期にデビューした
ちゃんちゃこ、ふきのとう
などとともに、
フォークファンのみならず、
小中学生の若年層まで
幅広い人気を得ていた、
男性フォークデュオの、
名古屋勤労会館でのライヴを
収録した初の実況録音盤(76年5月発売)。
メンバーは、伊藤豊昇(G,Vo)、
市川善光(G,Vo)。
ユニークでかわいらしいグループ名は、
「とよ」「よんぼ」という
二人のニックネームを合わせたもの。
デビュー曲
「貝がらの秘密」(74年9月発売)
につづいて
「ひと足遅れの春」(75年1月発売)、
そして、ラジオ限定だったが
CMソングにもなった
「白い夏の詩」(75年5月発売)
が連続ヒット、
いわゆる青春フォーク調の歌詞と、
やさしげなメロディが
一般にも浸透しており、
客席の歓声を聞いていると、
アイドルに匹敵するほどの
人気があったことがわかって
興味深い。(★★★★)」(2007.3.23記)
元記事にも書きましたが、
しばらくの間、
デビューからのヒット曲の
イメージが強かったのですが、
それが薄まったころから、
実験的な楽曲を発表されるようになり、
77年にはユニット名を
「とんぼ」(Tomboという表記もありました)
と改称されます。
同じ年に、
おそらく、お二人の音楽の源泉だと思われる
ビーチ・ボーイズのカヴァーアルバム
「MEMORIES OF SUMMER」(77年8月発売)
もリリースされています。
固定ファンが多く、
10年近く活動をしたのち
82年に解散されました。
その後、お二人とも
ゆるやかに活動されていましたが、
2009年に再結成、
往年のファンを喜ばせてくれています。