67年4月から

68年3月にかけて、

時代劇+特撮という

斬新なつくりで人気を博した、
横山光輝原作の

忍者ヒーロー物実写ドラマの

音源集(2001年1月発売)。


赤いアイマスクをつけた

青年主人公赤影と、

壮年の白影、

少年の青影

という3人の忍者が、
豊臣秀吉や織田信長の命を受け、

三者三様の

特技を生かした活躍で、
身の丈何十メートルにも及ぶ

怪獣をも退治してしまう

というストーリーに、
毎回ワクワクさせられた

少年少女も多かったようで、

ほぼ1年にわたり放映された

人気ドラマであった。


元はコミックであり、

この実写化を経て

80年代にアニメでリメイク、

さらに最近実写で

映画化もされているが、
このテレビ版のシリーズは

再放送で繰り返し

放映されていたこともあり、
「赤影」といえば

このテレビ版という

イメージが強いと思う。


さてこの音源盤だが、

CD化に際し、

作曲者からのコメントが

収録されているのがよい。


ただ音源を並べただけの

ものが多い同様の企画盤にも

見習ってほしいと思う。

(★★★★)」(2007.3.15記)

ある時期まで

再放送が多かったので、

広い世代に知られている

特撮ヒーロー忍者ドラマ(?)

だと思います。

 

赤・白・青という

色分けを強調するために、

カラー放送で制作したのも、

きっと成功の一因だった

のでしょうね。

 

赤影を演じた坂口祐三郎さんは、

仮面(赤いアイマスク)

をつけてイケメン、

はずすとさらにイケメンという、

非の打ちどころのない

素晴らしい2枚目の

役者さんでした。

 

順風満帆だと思われていた

その後の俳優活動でしたが、

「赤影」のイメージが

強すぎたのか、

俳優を休業したり、

改名を重ねたりと

思うようなご活躍が

できなかったようなのが、

とても不憫でした。

 

2003年7月に、

61歳でお亡くなりに

なられています。

 

白影の牧冬吉さんは、

「隠密剣士」の霧の遁兵衛で

一躍人気俳優となられた、

時代劇を中心にご活躍された、

名バイプレイヤーでした。

 

98年6月、

67歳でお亡くなりに

なられています。

 

意外にお若かったのですね。

 

青影の金子吉延さんは、

しばらく俳優を続けられたのち、

芸能活動をやめられましたが、

イベントへのご出演などで、

お元気な姿を

見せてくださっています。

 

ちなみに、横山光輝さんの

原作の漫画では、

白影は存在せず、

赤影と青影は、

いずれも少年で、

同年代のライバルのような

関係になっています。

 

テレビ版を先に見ていたので、

登場人物の設定からして

原作から大きく

変えられていることを

知った時はとても驚きました。

 

原作者の横山さんは、

どういうご感想を

持たれていたのでしょうか。