本国イギリスでは

酷評されたという

クイーンのデビューアルバム

(73年7月発売)。


メンバーは

FREDDIE MERCURY(Vo,Pf)、

BRIAN MAY(G,Vo)、

ROGER TAYLOR(Dr,Vo)、
JOHN DEACON(B。本アルバムのみ

DEACON JOHNと

クレジットされている)。


このころ、一足先にブレイクした、

同じイギリスのバンド、

LED ZEPPELINや

DEEP PURPLEと比較され、
荒削りで未完成だとして、

当時のジャーナリズムから

徹底的に叩かれたという。


しかし、各楽器の特質と

フレディの広い音域のヴォーカルとの

相性は抜群で、
デビューシングルとなった

KEEP YOURSELF ALIVE

(炎のロックン・ロール)」の
ギターとヴォーカルの

畳み掛けるようなビート感、
ブライアンとロジャーの所属していた

SMILEのスローなナンバー

OING ALL RIGHT」、
ユニークな歌詞と

各楽器のオーケストレーションが美しい

GREAT KING RAT」

MY FAIRY KING」、
アメリカのみで(本人たちには

無許可で編集したらしいが)

ショートヴァージョンで

シングルカットされた、
ドラマチックな長編曲

LIAR」など佳曲が多い。


のちに

世界的にブレイクしてからは、

初期の傑作アルバムだと

いわれるようになった。

(★★★★)」(2007.2.22記)


クイーンの初期の3枚のアルバムは、

収録曲は同じですが、

オリジナルのイギリス盤と

アメリカ盤のデザインが異なり、

日本ではなぜかアメリカ盤仕様で

発売されていました。

 

見てのとおり、アメリカ盤はバックが赤く、

人物(フレディのシルエット

らしいですね)の

イラストが大きく描かれていますが、
イギリス盤は全体的に紫色っぽく

イラストが小さめになっていて、

ロゴの位置も全く違います。

 

↓イギリス盤です。

 

そして、アメリカ限定で、

本人たちに無許可で出された

「Liar」のショートヴァージョン

も存在します。

 

オリジナルヴァージョンを

聞きなれていると、

なんだか騙されてるみたいな

ヴァージョンです。