「「ペッパー警部」
(76年8月発売)で
衝撃のデビューを飾り、
あっという間に
国民的アイドルとなった
彼女たちの、
東京・芝の郵便貯金ホール
で行われた、
ファーストコンサートの
実況盤(77年6月発売)。
テレビ・ラジオはもちろん
当時多かった芸能雑誌や
イベントなどに追われ、
満足にリハーサルの時間も
とれなかったのではないか
と思いきや、
なかなかよく歌われており、
ファーストアルバムの
ほぼ全曲に加え、
洋楽メドレーや、
当時流行していた
オリビア・ニュートンジョン
のヒット曲
「カントリー・ロード」
「ジョリーン」(こちらは日本語で)
など選曲のセンスもよく、
のちに一時代を
築き上げることになるこの二人の、
若さにまかせて
全身で歌い踊っている様子が
目に浮かんでくるような
初々しい記録。(★★★★★)」
(2006.10.30記)
ピンク・レディーの、
ファーストコンサートの
ライヴ盤です。
当時はまだ中高生男子を中心に、
人気が爆発していたころでした。
ヒット曲が続いていく間に、
徐々にファンの年齢が
下がっていったのは、
不思議な現象だったと思います。
子どもたちがみんなで、
振付をまねていましたね。
さて、彼女たちですが、
このあとも(おそらく
満足な時間がとれないせいで)、
オリジナル盤よりも、
ライブ盤のほうが
多く発売されるという
変則的なアルバム作りを続けたあと、
アメリカでの活動をはじめとする、
本当にやりたかった音楽活動に
徐々に移行していくことになります。