「ベンチャーズの作曲

でも話題となったデビュー曲

「雨の御堂筋」(71年9月発売)

の大ヒットをきっかけに、

一躍人気歌手として

日本に定着。


その後も

橋本淳作詞・筒見京平作曲の

「雨のエアポート」(71年12月発売)

「恋の追跡」(72年4月発売)

などヒット曲を連発していた、
当時にしては珍しい

台湾出身の歌い手、

欧陽菲菲(O'YUNG FEIFEI)

のライブ盤(73年1月発売)。


日本語の発音こそ

(いまだに)おぼつかないものの、
その声量のある

ソウルフルな歌唱は、

同時代の日本の歌手とは

比較にならないほどであった。


本盤では

「雨の御堂筋」をメインに

「何日君再来」(中国語)、

「YOU'RE MY WORLD」

「DANNY BOY」(英語)など、
全11曲、パワフルで

スケールの大きな歌唱が

記録されている。


その後も数年間、

日本をメインに

コンスタントに活動したあと

帰国し、
母国台湾を中心とした活動に

切り替えたあと、

「ラヴ・イズ・オーヴァー

(84年)が

日本で久々のヒット。


健在ぶりを示したあと、

両国をまたにかけて

活動を続けている。(★★★★)

(2006.10.9記)

 

元記事に書き忘れていましたが、

このライブの司会は

当時まだそれほど

有名ではなかった

宮尾すすむさんが

つとめられています。

 

さて欧陽菲菲さんというと、

ある世代より下の方には、

「ラヴ・イズ・オーヴァー」

の歌い手さんなのでしょうが、

デビューの時は

衝撃的だったんですよね。

 

歌番組やバラエティ番組にも

積極的に出られていましたが、

まあ、

あのなんだかでたらめな日本語が

おもしろかったですねぇ。

 

最近ご消息を聞くことが

ほとんどありませんが、

お元気でいらっしゃるのでしょうか。