人気テレビドラマ

「時間ですよ」

(73年2月放送分から)の

お手伝いさん役でデビュー


劇中で歌われたデビュー曲

「赤い風船」(73年4月発売)

の発売とほぼ同時に出された

ファーストアルバム

(73年5月発売)。


A面が「赤い風船」を含む

オリジナル曲、

B面が「ネイビー・ブルー」

悲しき天使」
「レモンのキッス」

夢みるシャンソン人形」

などの外国ポップスのカバーという

70年代アイドルの定番の構成。


いまだに歌唱力が

アレコレいわれることが多いが、

楽曲、選曲のよさもあり、
少なくともこのアルバムでは

気になるところはない。


それどころか、

その後徐々に

大人びた曲へとシフト、

それぞれの曲を

きちんと歌いこなしているあたり、
けっこう器用な

歌い手だったのではないかと、

いまになって思う。


「赤い風船」も、

彼女の歌唱があってこその

名曲なのだと思う。

(★★★★)」(2006.10.3記)

 

このアルバムは、

シングル「赤い風船」は

持っていましたので、

B面のカヴァーポップスが

目的でしたが、

個人的にはとても

満足度の高いアルバムでした。

 

私の、まったくの

独断なのですが、

そもそもカヴァーポップス

というのは、

歌詞を日本語に

置き換えている時点で、

別の曲になってしまっている

わけですから、

オリジナルヴァージョンとの比較は

ナンセンスなのです。

 

なので、歌い手さんが

(もっと広げると

アレンジャーさんもなのですが)、

どのように表現してくれるかが

ポイントなので、

ここに収録されている

カヴァーポップスは、

浅田美代子さんのさまざまな歌唱を

楽しむためにだけ

聞けばいいのだと思います。

 

このアルバムを聞いた延長で、

ライヴ盤も聞いたことがあります。

 

あのライヴ盤も

結構いいんですよね。

 

それについてはまたいずれ。