ポップ・フュージョンの旗手として

80年代をリードすることになる

ザ・スクエア(T-スクエア)が、
バンドの方向が定まり、

大きな脚光を浴びた

5枚目のアルバム

(81年11月発売)。


当時のメンバーは、

安藤まさひろ(G)、

伊東たけし(Sax,Lyricon)、
久米大作(Key。元プリズム)、

田中豊雪(B)、

清水永二(Dr)。


女性ボーカルをフィーチャーした

サンシャイン・サンシャイン」や、
のちマリーンがカバーした名曲

マジック」、
伊東たけしのリリコンが疾走する

チェイス」など、

メロディの美しい佳曲揃い。


なお、タモリが

トランペットで2曲

(真面目に)参加、
ミュージシャン志望だったという

その腕前を聞くことができる。

 

そして、タモリらしく

アルバムの最後に

ナレーターの久米明

(メンバーの久米大作の父親)

のものまねで、
しっかりオチをつけている。


スクエア初期の名盤。

(★★★★★)」(2006.9.14記)

 

正規メンバーのほか、

元メンバーの仙波清彦さんが、

パーカッションで

参加しています。

 

また、

デビュー当初のメンバー、

御厨裕二さんが、

ギターで参加しています。

 

ヴォーカルで参加している

キャサリーンさんについては、

実は私はよく知らないのですが、

ここに収録されている「マジック」は、

のちにカヴァーしてヒットする

マリーンさんのヴァージョンよりも、

個人的にはこちらの、

キャサリーンさんの

ヴァージョンのほうが

いいと思っています。

 

元記事にも書きましたが、

メンバーの久米大作さんの

お父さんである久米明さん

(2020年4月、96歳で

お亡くなりになられました)

のナレーションの真似を、

タモリさんが

アルバムの終盤で披露しています。

 

このアルバムの発売後、

久米大作さんと

清水永二さんは脱退し、

和泉宏隆さん(Key)と

長谷部徹さん(Dr)が加入します。

 

久米さんは現在、

セッションミュージシャンとして、

多方面で活躍されています。

 

また、清水さんは、

セッションミュージシャンを

数年間されたのち、

フレームドラムの

数少ない演奏家として、

現在でも活躍されていらっしゃいます。

 

 *過去記事

うち水にRainbow

ADVENTURE

 

MALRINE:IT'S MAGIC