大器晩成といわれ、

ビートルズ後期から

その音楽的才能を発揮し始めた

ジョージ・ハリスンの、
ビートルズ時代の曲7曲も含めた

13曲入りのベスト盤

(76年11月発売)。


この時期、自身のレーベル

ダークホース」を起こし、
ニューシングル「THIS SONG」と、

アルバム「33 1/3」

(76年11月発売)を同時発表。


その新作とあわせ、

過去から現在までの

ジョージの活動が

一気に見渡せたことになり、
ジョージの新たなスタートを

飾ることになった、

記念すべきベスト盤。


ただ、

選曲には若干の疑問が残り、

B面のソロ名義の曲はともかく、
A面を構成する

ビートルズ時代の7曲のなかに、

ジョージを語る上では

避けて通れないはずの、
シタールを織り交ぜた曲の

収録がないこと、
またそもそも

ソロになってようやく

一定の評価を得ることができた

ジョージのベスト盤の中に
ビートルズ時代の曲を

あえて入れる必要があったのか、

発売当時から

不思議でならなかったが、
どうやら、

新譜の契約を逃した

イギリスEMI(PARLOPHONE)が

プロモーションを妨げるべく、
独断で編集・発売したもの

だったらしい。


なんとも懐が浅い。

 

そこだけが残念。(★★★★)」

(2006.9.10記)

 

元記事に書いた通りです。

 

もう少し丁寧な編集をしていれば、

たとえ曲数が増えて

2枚組になっても、

ファンは満足したのではないかと

思います。

 

また、ジャケット写真も、

いまひとつピンとこないですねえ。

 

元の記事で書いたような、

新譜のプロモーション妨害

だけのために、

とにかく急いで、

ありものの写真で

作ったようにも見えてきます。

 

イギリス盤と日本盤は、

このジャケットで出されました。

 

そしてアメリカ盤は、

なぜか全く違うデザインで

発売されたのですが、

さらにピンとこないデザインでした。

 

↓これがアメリカ盤です。

  うーん。