私は大阪生まれの判官贔屓。

徳川家康のことはそんなに好きではないが、日光東照宮に行ってきました。

自宅から約3時間。
一番近い駐車場はほとんど参道を歩かないので、ちょっと失敗したと思った。
参道は樹木に守られ、ちょっとした森林浴なのだ。
京都に居たときのことを思い出す。

ここも立派な神社なのだとわかる。 

装飾は派手できらびやか。
わびさびからはほど遠い。
威光を示したいのだろうか。
それとも当時の技術力の粋を凝らしただけだろうか。

京都の神社仏閣と比べると、現代に近づいているのが感覚的にわかる。

東照宮へ行こうと思って行ったのではなく、
温泉への道すがら、なんとなく立ち寄っただけなのだが、神社に行くとやっぱりお参りするし、お守りも買ってしまった。

入場に1300円かかるが、それゆえかどうか、参拝客全員が簡易的なお祓いを受けた。

眠猫は石段が多くて汗をかいた。
願い事もした。
自分がこんなことを願っていたとは知らなかった。というようなことを気づけば願っていた。
本気かどうか、今後の私が証明するだろう。

東照宮の門を出るとすぐ横に薬師堂がある。
入場券は東照宮とセットになっている。

薬師堂はお寺なのだ。
柏手を鳴らしてはいけないと再三注意している。
さっきは二礼二拍一礼だったのに。

天井の龍が鳴く。
これも、すごい技術だと思う。
お坊さんがすらすら英語で解説していて、
ここは観光地なのだと思った。

よくわからないが、本来の目的と実際のありようが違うことはよくあることなのだ。



神頼みをするのなら、自分に頼むべきなのだ。

そんな風に思った。