"進撃の巨人"が話題になって僕が驚いたのはこの筋肉剥き出しの巨人だった。それもその異様さからじゃなく「前に見たことがある」からだ。

見たことがある、といっても夢微睡みに見たもので、大学の頃だから凡そもう20年位前、漫画原作も出てない頃だ。僕は下宿先でこの大巨人に部屋ごと食べられる夢を見た。

はっとして目を覚ますとタイマーセットでクレイドル・オブ・フィルスの"Thirteen Autumns And A Widow"が流れていて、二度ゾッとした。


このようなイメージを見たのは音楽の持つ力、このバンドの力ともいえるかもしれない。僕はこのとき音楽の持つ力を確信したのだけど、それはまた別の機会に書こう。

さて目覚めて思い浮かんだ言葉は"ファルロス"だった。これはユングが自伝初めて著した象徴的な存在(?)だ。

僕はこの頃、心理学やオカルトにはまっていて、ユングはその筆頭だったのだけど、その影響は否めない。しかしこれ程明瞭にイメージを見たとなると筋肉剥き出しの巨人というのは集合的無意識の普遍的象徴なのかもしれない。

一体、何が言いたいのかというと、原作者の諫山創は、僕と同じようにこの巨人と会ったことがあって、また他にもそんな人たちがいたかもと。もしそうなら、これが何を意味をするのかハッキリとは言えないが、集合無意識的な強烈なエネルギーの発露が、世相的にも何処かに顕れていたんじゃないかって、今思う。