全く意識していなかったのですが、私本当はこう思ってたんだと
一つ心の岩盤が開いたので、そのお話をします。
岩盤が開いて見つけた私の感情は”悲しかった”です。
すごく悲しかったんです、本当は。
でも、素直に悲しいと感じると心が平穏を保てなかったので、
”仕方がなかった”と置きかえ蓋を閉じました。無意識のうちに。
きっと無意識の防衛本能ですね。
なぜこの岩盤が開いたのかというとたまたま見ていたYouTubeのショート動画です。
その動画では高校の卒業式に母から子への手紙が流れていました。
「19年前、初めてお腹の中で心臓が動いているのを見て、守りたいと思った。
産まれてから、寝顔も・くしゃみも・おならでさえ愛おしいと思った。」
こんな文章が流れてきました。
少し、私のお話をします。
以前のブログに書いたかどうか忘れてしまいましたが、
私は4年程不妊治療をしています。
タイミング療法から始まり、人工授精・体外受精・顕微授精
全てをコンプリートしております。全く嬉しくないですが。。
顕微授精に進むまで何度も何度も真っ白の妊娠検査薬を見ました。
そんな私がやっと待ちに待った妊娠をしたのですが、
思い通りにはいきませんでした。
約1年の間に「化学流産・流産・流産」と繰り返しました。
2回目の流産の際には、流産の手術の合併症で子宮仮性動脈瘤を発症し、
破裂していたら死んでいました。
この3回の流産の経験全部、素直に悲しいと思うことが出来なく、
妊娠初期の流産は受精卵のせいだから”仕方がなかった”と思い込んだのです。
私は本当はすごく悲しかったのです。
産んであげたかった。
会いたかった。
この気持ちに気が付いたら、涙がとめどなく溢れました。
やっと見つけてあげられた、私の中の小さい私が膝を抱えて泣いていました。
「私はあの時すごく悲しかった」やっと言語化できました。
言語化できたからこれから少しづつ癒されていくと思います。
今日は悲しかったよねと自分で自分を抱きしめてあげたいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。