※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~









































┈•⋆☆★⋆☪︎..・✦┈⋆⋆┈✦・..☪︎⋆★☆⋆•┈







智琉と身体を繋げた事で、今までより更に俺達の仲はグッと近づいたと思う。



…というか、俺が智琉と離れたくなくなってしまったから、単純に物理的な意味で距離が近くなったという方が正しいかもしれない。










昼に智琉と都合が合えば昼食を一緒に取ったりとか、仕事が早く終わればスタジオの裏口前で智琉を出待ちとか…




この俺の行動に、岡田先輩には睨まれながらも羨ましがられたり、小池さんには“今日も来たの?”と呆れられたり、仁ノ宮君には舌打ちされてガン飛ばされたり…


あ、でも1人、双葉さんだけはなんか何も言わずにいてくるてるんだよな…








だけど、なんか観察されてるような気がするんだよな…?


ま、俺の勘違いだろうけどね。












でも、周りにウザがられてきている俺でも智琉はいつでも微笑んで迎え入れてくれるんだ。





これ、凄ぇ嬉しい。








そして、疲れてないか?と毎回聞いてきてくれて、いつも俺の心配をしてくれる智琉。








これもまた顔が崩れる程嬉しいんだよな。











でも、入院していた“ITOKA”の担当エディターが早々と退院してきたから実は余裕が出来てしまったんだ。


それに“編集制作局” の仕事に俺が慣れたっていうのも大いにあると思う。











だからこうして今日も智琉のスタジオへと足は向く。



智琉の今日のスケジュールは昼に撮影が入っていて、今はどこかの社の人と打ち合わせ…だったよな。









智琉のスケジュールが頭に入ってる俺。



フフン。

完璧だ。










チラッ


午後7時前…打ち合わせはまだ終わらない…か。







でも、今日からは出待ちする事もない。


何故なら……スッ!




このカードキーを智琉から受け取っているからだ!








“外で待たせるのは申し訳ないから中に入ってろ”って言ってもらって受け取ったこの鍵。



智琉はさらっと言ったけど、俺としてはもう感動だったよね…






だって家の鍵を渡してくれるって相当受け入れて貰ってないと普通は無理だよな?



俺なら無理だ。

現に、今まで付き合った人達に部屋の鍵を渡そうなんて1回も思った事なんてないから。





でも、智琉なら迷わず渡すか……







あ、そうか。


これと同じ事を智琉も思ってるって事か……







ハハ。また幸せ感じちゃったじゃん。















それから俺は真っ直ぐスタジオの裏手に向かい、智琉の部屋へと行ける玄関の前に…






カサッ…




…えっと、なになに?


この智琉直筆のメモによると、このカードキーをかざして番号を入力する…と。




ん?

でも、このカードキーをどこにかざすんだ?






ペラッ

……どこにも書いてないんだけど?









……マジか。


これは智琉に電話して…いや、そこら辺探せば案外見つかったりとかするかも?





キョロキョロ


ん~?どこだ~?










_スッ

〖おい、そこの不審者。動くな。〗



《っ!!》












不審者!?


この辺りで!?




智琉の職場も住んでる家もあるっていうのになんてけしからん奴だ!








キョロキョロ



何処にいる!?


俺がここら一帯から追い出してやる!














〖おい動くなって言ってるだろ。〗



《…へ?》











今、誰か近くで動いたか?












〖お前だよ。お前に言ってるんだ。〗



《っ!?》











不審者って俺ーーー!?