こんにちは。
今日はスタッフが皆で英語のレッスンをしていたので
私も参加してみました。
当店では毎日、語学（英語、日本語）のレッスンを行ってます。
その理由として
まず第一にサービスの向上のためです。
カンボジアのスパでは受付は基本的に英語や日本語が話せる場合が多いのですが、
セラピストは全く話せないことが多いです。
しかし、当然ですがセラピストが英語を話せた方が、お客様はより安心出来ます。
例えば、
施術を受けている際に痛かった時、
クーラーが効きすぎて「寒いな」と感じた時、
トイレに行きたいなと思った時、
英語が通じれば意思疎通が簡単に出来てとても便利です。
当店ではカンボジアでナンバーワンのスパになることを最低限の目標としています。
スタッフそれぞれは日々その目標を胸に仕事に取り組んでいます。
ナンバーワンとはすなわち、施術の技術はもちろんのこと、
サービスも一流で、お客様の満足度がどこよりも一番高い、ということを指します。
カンボジアのシェムリアップにはおよそ200軒以上のスパがありますが、
語学まで無料で教えてくれるところは今までに聞いたことがありません。
理由は「一から教えるのが難しい」「お金がかかる」「手間がかかる」など、いろいろとあると思います。
確かに、語学というのは一朝一夕で身に付くものではないため
根気が必要で、大変難しいものではあるとは思いますが
敢えてそこに挑戦し、目標に掲げるカンボジアでナンバーワンのスパになるべく
日々皆で特訓をしています。
語学のレッスンを行う第二の理由としては
地方と都心部の教育の格差を埋めたい、と思うからです。
カンボジアは世界的に「貧困の国」として有名ですが、
その貧困層は主に地方の人々に多いです。
その背景としては、地方と都心部の教育の格差があります。
シェムリアップはアンコールワットを中心に観光の街として栄えているため、
主に旅行業で働く人がほとんどです。
しかし、旅行業ということは外国人を相手にするため、
英語を話せなければ企業に雇ってもらえません。
都会の人々は所得が有り、生活が豊かなため
子供にもきちんとした教育を受け、大学に行き、英語が話せるようになるため
企業の面接に行けば合格し、ある程度の所得を得ることが出来ます。
それに対して、地方の人々は学校に行くお金が無く、
中学校に行くことも出来ず、場合によっては小学校すら途中でやめざるを得ない子もいます。
さらに、学校建設をされているNPOの代表の方に聞いたところ、
カンボジアの田舎の学校では先生が授業に来なかったり、
学校が急に閉鎖になったり、ということも多いそうです。
そうした現状から、
皆教養も無く、言葉も話せないため、所得が高い職に就くことが出来ず、
地方と都会の格差は広がって行くのです。
当店には地方出身のスタッフが何人かおり、やはり英語が話せません。
そこである日スタッフ皆に
「英語勉強したい？」
と聞いたところ
皆が口を揃えて
「勉強したい！」
とのことでしたので
早速スパ内で英会話スクールを発足させ
スタッフに毎日英語のレッスンを行っています。
講師も外部から先生を呼び、その費用はお店の売り上げでまかなっています。
普通に英語のレッスンを英会話スクールで受けると別途費用がかかり、
その費用もわりと高いからです。
こうすることにより、地方での教育の穴埋めを少しでも出来れば、と思います。
実際にレッスンを始めてみたところ、
スタッフの中には勉強が楽しく、時間があればレッスンの復習をする者もいて
英語がみるみる上達しています。
今後が本当に楽しみです。
今日のレッスンの風景です。
それでは、また。
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