大分ブログ記事を作成するのが遅くなった。最近の私は将来の家庭生活に危機意識を持ったことから『危機対応学』(東大社研)『臨床心理学とは何か』(園田雅代先生)などの本を読み進めている。Abematvの番組編集部などのように身近な話題を詳細にかつ分かりやすくグループで纏めることが出来れば尚更良いのであるが、私の場合、余り親しい友人が居ない為に代わりに書籍やネットでの情報などを頼りに生活している。私が『危機対応学』(東大社研)の本を読んで特に私のブログの読者にも課題として受け止められているであろう事柄を明記しておく。それは「限られた資源を誰に配るべきか」という実際の配分の中身についてだろう。これは公正研究の中では「分配的公正」と呼ばれる問題にあたる。この問題を考察したドイッチ(Deutsch,M.)によれば、分配的公正には複数の基準が存在しており、それらは互いに衝突する場合もあるという。彼が挙げたいくつかの基準のうち、特に重要とされるのが「衡平」(equity)「平等」(equality)「必要」(need)の三つである。衡平とは、個人の貢献にしたがって配分することであり、平等とは、すべての人々に全く等しく配分することである。必要は、個人が必要な分に応じて配分することを指す(Deutsch 1975)。しかしこれらはあくまでも平常時に重要な配分基準であり、危機時にはそれぞれの重要性はやや異なってくると推察される。具体的には、危機時には「衡平」基準に基づく配分は現実的ではなく、結局「平等」を重視するか、「必要」を重視するかの対立になりやすいと考えられる。更に「必要」という基準についても、如何なる観点から見た必要性を重視するかによって、誰を優先するかが異なってくるだろう。(以上、『危機対応学』(東大社研)から抜粋)。(※但し、ここで注意しなければならないのは、”アポ電”と呼ばれるもので、特殊詐欺グループからの電話がかかってきて家に押しかけて金を騙し取られたり暴力を振るわれたりするケースもあるということである。)(詳細はクローズアップ現代『新たな犯罪~アポ電に注意』を参照)また、『臨床心理学とは何か』(園田雅代先生)の本の中で私も特に印象に残った箇所は、「(心理療法において)、被援助者本人が上手く表現しづらい部分(無意識)を意識化するのを手伝ったり(精神分析/精神力動的心理療法)問題となる行動が偏った認知をもっているために起こるのであることを理解してそれを見直し、改訂するのを手伝ったり(認知行動療法など)本人が自分自身や自分のなかで起こっていることや自分が求めていることをさらによく理解するのに役立つような対話をしたり(パーソン・センタード・アプローチ、ナラティヴ・セラピーなど)、さらには、家族や自分がその一部となっている関係性(関係性の構造やコミュニケーションのあり方)が変容するのをめざしたり(家族療法など)といったさまざまな援助を、どのようにしたらよいのか、その過程で何が起こるのか」(以上『臨床心理学とは何か』の一部を抜粋を)考えることが大切であるということです。話は元の通信障害に戻すが、7月2日頃から携帯電話会社auのKDDIの大規模通信障害が発生したことにより、何人かの市民がスマホにより連絡がとれなくなってしまったことがあった。今は復旧に向かっているようであるが、くれぐれも最新の情報には目を離さない方が良いように思う。(とは言ってもAbematvの番組編集部などに比較すると私の要約は余り宜しくないが…。)ここ最近はとにかく暑い。群馬県伊勢崎市では40度近くの猛暑日になったらしいが、水分補給をしたり手持ち扇風機を持ち歩いたり冷房装置が効いている場所に移動したりするなどくれぐれも熱中症対策を心掛けることである。水分や手持ち扇風機はコンビニで150円程で販売されているし、エアコンは大体スーパーなどの建物に行けばどこでも完備しているので大いに利用するよう心掛けたい。話は元の通信障害に対する影響と対策に戻すが、携帯電話の通信障害が発生したことにより、路上で熱中症などの体調を崩した市民が病院に連絡をとれなくなってしまったこともあった。それらに備えて災害用無料Wi-Fiを完備しているポケットスマホなどを他の携帯電話会社に相談しながら利用していく?ことも民間放送で報じられていたようである。