先日、石原慎太郎元都知事がお亡くなりになったそうである。元都知事というぐらいだから一般市民より知名度や役職重要度が高いからマスメディアでは長く報じられるのかもしれないが、石原元都知事と他の一般市民との違いは其処ばかりではないような気がする。他の一般市民も御存知なのかもしれないが、石原元都知事の場合には、重要度が高い役職に就いていたのみならず、他にも四人の息子さん達に恵まれていた経緯がある。(しかも、その四人の息子さん達がほぼ全員知名度が高い。)確か四人中ニ人が俳優か何かをやっていて一人がミュージシャン(弟の故;石原裕次郎氏も元ミュージシャン)でもう一人が画家であったらしいが、重要な政治家であったからこそ、小池百合子都知事や安倍晋三元総理や岸田文雄総理等の様な常連さんが弔問に訪れるのだろう。重要な人物と一般市民の知名度を過剰に比較するのは、一般市民の生命倫理を侵害したり、ADHD(注意欠陥多動性障害)を引き起こす原因となりうるので望ましくないのである。ここ最近、埼玉県内でも、亡くなった母親の葬儀に対し、立会わなかった主治医に腹を立て拳銃を発砲させ死亡させる人質事件が発生したが、最近、このような一般市民に対する訪問看護や臨床心理的援助があまり上手く機能していないような気がしてならない。大家族や多人数兄弟や地域での助け合いがあれば冠婚葬祭の手続きにおいてもトラブルが減るのだが、御遺族からのストレスによる訪問看護を通しての人手不足の解消というのは医学博士や教育学博士などのような専門家に頼らないと難しいだろう。有名人の関係者の危篤や訃報の場合には対応が素早いのであるが、一般市民の場合には対応が後手に回りやすくなってしまいトラブルの原因にもなりかねないので念の為明記しておく。


・危篤の知らせを受けるのは主に親族や特に親しい友人が優先される。

・危篤の知らせを受けたら、病状を聞くよりもまずどこに行けば良いのか確認して直ぐに駆け付ける。

・搬送先や収容先が病院や施設などのときは、住所や部屋番号なども聞いておく。

・訃報を聞いたら、故人とのお付き合いの程度によって弔問の時期やお手伝いの仕方などを判断して失礼の無いように準備をする。

・友人の場合には直ぐに駆け付け、お悔やみを述べると共にお手伝いを申し出る。

・手伝いが不要な時は改めて通夜や葬儀に出席する旨を伝え辞去する。

・やむを得ない理由で弔問出来ない時には弔電を打ち、弔意を表す。

・できるだけ葬儀には参列するようにし、参列出来ない場合には代理人に参列してもらう。

・代理人が立てられない場合には弔電を送ったあとにできるだけ早く香典を持参する。


ということである。


また、米国では95%の人が行っているエンバーミング(遺体衛生保全)という処置方法がある。エンバーミングとは、遺体に修復を施したり殺菌処置などを行い、遺体の腐敗を防ぎ、遺体を生前の姿に近づけたりする技術のことである。伝染病で亡くなったときや遺体を飛行機で空輸するときはエンバーミングしなければならないと決められており、交通事故などで遺体の損傷が激しいときなどにもエンバーミングが行われている。


コロナによる貧困や住宅ローン滞納や食糧難に陥ってしまった人が出てきてしまったこともそうだが、抗原性検査キットの数もPCR検査に比べて陰性症状を正確に判断する為の材料としては不足していることも課題として挙げられている。