今年のハロウィンは東京・渋谷で大賑わいでしたが、残念ながら東京都調布市付近の京王電鉄の車内で火災を伴う殺傷事件が発生してしまい、多くの乗客がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ってしまう結果となってしまいました。特に、電車ではホームドア設置の都合上、急停車してもドアが開かず逃げ惑うことになってしまった精神的後遺症は今もなお残ってしまっているということで難しいですが災害対策には今後も目が離せないということです。今回の事件の場合、加害者の男性が乗客の男性に対し、殺虫剤を噴霧したことにより、被害を受けた男性は昏睡や呼吸停止になり意識不明になってしまいました。殺虫剤による中毒は呼吸が止まる危険性もあるため、万が一被害に遭われた方を見掛けましたら、内科医や中毒110番や119番に連絡をして指示を仰いだ方が望ましいです。

話は変わりますが、以前から入院していた秋篠宮妃紀子様の御父様で学習院大学名誉教授でもいらっしゃった川嶋辰彦様が聖路加国際病院でお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を表します。

末文になりましたが、秋の季節に相応しい『里の秋(又見炊煙)』と『旅愁(送別)』の2曲を紹介します。『里の秋(又見炊煙)』は1945年(昭和20年)戦後間もない頃の日本で童謡歌手の川田正子さんが作詞家の海沼実さんと共に、戦時下の招集通知を為された父親の無事を、家族が祈る歌を発表する目的で、童謡歌手の川田正子さんが『里の秋』を歌いました。後に台湾出身の歌手テレサ・テンさんが『又見炊煙』としてこの曲のメロディーをカバーしています。

『旅愁(送別)』は元々はアメリカ民謡の『Dreaming of Home and Mother』が原曲でしたが、作詞家の犬童球渓さんが『旅愁』として「秋の季節の風景に独り侘しく生きる情景」を歌いました。後に中国でも『送別』として映画の主題歌にもなったり、日本でも心の歌の代表曲のうちの一曲として紹介されました。

音楽好きな方はぜひ聞いてみて下さい。