皆さん、パイと聞いて、まず
どのパイを思い浮かべますか?
ここニュージーランドでは、
パイと言ったらミートパイ。
手軽なランチとして大人気です。
切り分けスタイルではなく個別に焼かれ、
中には片栗粉でトロトロに固められた
グレービーと呼ばれる肉汁が、
ほんのちょっとのひき肉や
肉片と共に入ってます。
パイ一個分のパイ生地には
ゴルフボール一個分のバターが入っている、と
昔テレビで観ました。
ここ数年のバターの高値で
最近はマーガリン使用がほとんどのよう。
私が働いているティールームでも
ビーガン用のパイをだしてますが
ここでも人気、
大豆由来の肉もどきがショッパイ
トロトログレービーの中に収まってます。
先日、売れ残りを食べてみたのですがー
どーしてこんなものが皆好きなんだ??
しょっぱくて、何食べているんだか
わからないムニュムニュ感と、
「ゴルフボール一個分(のマーガリン)」
が頭をよぎり、一口で止めました。
お客さんだけでなく、お店のスタッフも
ランチ代わりに食べてます。
人によっては毎日、さらには一日に二個、とか!
さすがに、親ではないけれど
体に悪いよ~、と
心配してしまいます。
特にマーガリンの製造過程で発生する
トランスファット、
私たちの体は、これをどう扱っていいか分からず
どんどん肝臓に溜まっていく、と
聞きました。
自然界には存在しないトランスファットが
パイ一個食べるごとに
自分の体に溜まっていくのは
耐えられない!
と思ってしまうのですが、
その昔、オーストラリア旅行中に
初めてパイに出会ったときに感動し
毎日ランチはパイだったなー、という思い出も。
(当時はバターのパイ生地だったと思いたい)
自分も含めて、好みは人それぞれ。
他人がどーこー言うものではない、
というのはわかっていても、
「健康」の点でみると、どんなものか・・・・
人の好みと、自分の主観と、ちょっとの客観が入り混じり、
パイを提供する立場としては
複雑な心境です。