前回の続きです。
前回のは下にリンク貼ってあります。
7、専門的な治療・処置
①抗悪性腫瘍剤の使用(注射剤のみ)
○「抗悪性腫瘍剤の使用(注射剤のみ)」には、分子標的治療薬の注射剤も評価の対象になる。 →抗悪性腫瘍剤は、殺細胞性抗がん剤、分子標的治療薬、ホルモン療法薬に大別されるが、薬剤の種類は問わない
×悪性腫瘍がある患者に対して、体腔に抗悪性腫瘍剤の注射薬を投与した。この日の「抗悪性腫瘍剤の使用(注射剤のみ)」の評価(選択肢)はどれかを答えなさい。→ 留意点には「注射薬の投与方法は、静脈内、動注、皮下注を抗悪性腫瘍剤の使用の対象に含める。」と記載されている。体腔は対象外となる。定義や留意点に記載された全ての条件に適合していなければ評価できない。
②抗悪性腫瘍剤の内服の管理
○他院で処方された抗悪性腫瘍剤を持参し入院になった患者について、当院医師からの内服継続を指示した指示書があり事前指導もなされている。この場合、看護職員が内服の管理(内服の確認、副作用の観察を含む)を実施していれば、「抗悪性腫瘍剤の内服の管理」の評価の対象に含めることができる。
→他院で処方された薬剤であっても、指示書があれば評価の対象である。他院の処方箋であっても指示書として評価できる。ただし、看護職員等により、予め薬剤の使用に関する指導を実施した上で、当該病棟の看護職員が内服確認及び内服後の副作用の観察を行う必要がある。
悪性神経膠腫のため放射線治療と併用でテモダール(抗悪性腫瘍剤)の内服を看護職員の管理(内服確認、副作用の観察を含む)のもとで行っている。「抗悪性腫瘍剤の内服の管理」の評価(選択肢)はどれかを答えなさい。 →「あり」 →抗悪性腫瘍剤の内服の管理は、固形腫瘍又は血液系腫瘍を含む悪性腫瘍がある患者に対して、悪性腫瘍細胞の増殖・転移・再発の抑制、縮小、死滅、又は悪性腫 瘍細胞増殖に関わる分子を阻害することを目的とした薬剤を使用した場合で、看護職員等による内服の管理が実施されていることを評価する項目である。
④麻薬の内服、貼付、坐剤の管理
昨日に麻薬を貼付したが、本日確認したところ、既に剥がされてしまっていた。本日の「麻薬の内服、貼付、坐剤の管理」の評価(選択肢)はどれかを答えなさい。→「なし」
→麻薬の内服、貼付、坐剤を使用した当日のみを含めるが、休薬中は含めない。貼付に関しては、貼付されている期間中の全ての日で評価できるが、剥がされており、貼付が確認できなかった日は評価できない。
痛みのある患者に対して、看護職員が予め薬剤の使用に関する指導を実施した上で麻薬の与薬をし、内服確認、及び内服後の副作用の確認をしている。「麻薬の内服、貼付、坐剤の管理」の評価(選択肢)はどれかを答えなさい。→「あり」 →看護職員等により、予め薬剤の使用に関する指導を実施した上で、当該病棟の看護職員により内服、貼付、坐剤の使用の確認、及び内服、貼付、坐剤の使用後の副作用の確認をしていれば含めるが、看護職員が単に与薬のみを実施した場合は含めない。
⑤放射線治療
午前中に、当該医療機関内の放射線治療室で外部照射を行った。治療後、午後に一般病棟に戻った。この日の「放射線治療」の評価(選択肢)はどうか答えなさい。 →「あり」 →外部照射、内部照射いずれの場合であっても、当該医療機関内での照射であれば、評価の対象に含める。院外での実施は評価の対象に含めない。
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面倒な看護必要度の問題。看護ワイズスクイッパー。
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