前回の続きです。

前回のは下にリンク貼ってあります。


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12、食事摂取 

 ×「食事摂取」の評価において、食事摂取の介助は、患者が食事を摂るための介助だけでなく、患者に応じた食事環境を整える食卓上の介助、配膳、後片付け、食べこぼしの掃除、車椅子への移乗の介助、エプロンをかける等も含まれる。

    → 厨房での調理、配膳、後片付け、食べこぼしの掃除、車椅子への移乗の介助、エプロンをかける等は含まれない。

 

 ×「食事摂取」の評価において、経口栄養と経管栄養のいずれも行っている場合は、「自立度の高い方」で評価する。  →経口栄養と経管栄養のいずれも行っている場合は、「自立度の低い方」で評価する。

 

 

 

13、衣服の着脱

 患者は左片麻痺があり、パジャマのズボンを履くときは、孫の手(自助具)を使ってズボンを引き上げていた。この場合の「衣服の着脱」の評価(選択肢)はどれかを答えなさい。 →「介助なし」自助具を使って1人で行えているので、「介助なし」である。 

 

 下腿骨折にて保存的治療をしている患者。上着の着脱はできるが、下着は介助を要する。この場合の衣服の着脱の評価はどれかを答えなさい。 「一部介助」 上着は自身で着脱できるが下着は介助を要する。このように、一連の衣服の着脱行為に何らかの介助が行われている場合は「一部介助」である。

 

 

15、危険行動

  転倒、転落に至ると判断するほどの行動は確認がされなかったが、念のため、センサーマットを設置し、検知時には、直ぐに転倒防止ができる体制を構築した。しかし、過去1週間以内に転倒するような行動は確認されなかった。「危険行動」の評価(選択肢)はどれかを答えなさい。

→「ない」 危険行動の対策がもたれた上で、定義に示された危険行動が確認できなければ評価の対象にはならない。この場合は、転倒するような行動は確認されなかったため、「ない」となる。 

 

 

 対策がとられている危険行動に対して、「そのまま放置すれば危険行動に至ると判断する行動」を過去1週間以内に看護職員等が確認している場合、評価日に対策はとられているが、実際に危険行動が確認されていない場合の「危険行動」の評価(選択肢)はどれかを答えなさい。 →「ある」 →対策がとられた上で定義に示された危険行動が、過去1週間以内に確認されている場合、評価日に実際に危険行動がおきなくても、評価日に対策がとられていれば「危険行動」は「ある」と評価する。