
前回の続きです。なぜNZには鳥類が繁殖し、哺乳類がいなかったのか。
NHKスペシャル最後の楽園で紹介されたNZの生物の進化の過程です。
二億年前、地球が誕生しました。8300万年前ゴンドワナという大陸からジーランディア大陸とオーストラリア大陸が分裂、移動し始めました。
同じ条件で同じような原始的生物が生息していたはずの二つの大陸ですが、オーストラリアにはそのまま哺乳類が進化し、ジーランディアはその後長い間、>哺乳類の確認がされていません。
唯一昔からNZに存在する哺乳類は前回ご紹介した飛べないコウモリ、ツギホコウモリだそうです。NZに哺乳類がいなかったのには理由があります。
2007年NZの地質学者ハーミッシュ・キャンベル博士による仮説です。8300万年前に移動したジーランディアはその後地殻変動によって数百万年間も完全に水没していたのではないかというものです。
実際にNZには地殻の中から大量の石灰岩が確認されているそうです。石灰岩はサンゴ、貝類、石灰藻などが堆積して生成されます。
その後、2400万年前にさらなるプレートの移動で>ジーランディアの一部が押し上げられ島の7%が海上に伸し上げられ現在のNZになっている可能性があるといいます。
こう考えると、NZが鳥の島である由縁がなんとなく想像できませんか。羽のある鳥類だけが島に辿り着き、哺乳類など天敵のいない楽園で、キウイバードやモアなど飛ばない進化を選んだ鳥が生まれたのかもしれません。
この過程を考えると、NZってとてつもない歴史のある島かもしれませんね。
参照:NHK スペシャル 最後の楽園
The Encyclopedia of New Zealand http://www.teara.govt.nz/en
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/石灰岩