今日は大学時代のゆうじんの結婚式があった。披露宴の最後、ゆうじんは新婦に向けてサプライズでピアノの引き語りで、「家族になろうよ」を歌っていた。最近、泣くことなんてそうそうなかったけど、久々に涙がこぼれた。正直に言うと、ゆうじんはものすごく歌がうまいというわけではないが、新婦に対しての気持ちが歌を通じてビリビリと伝わってきた、加えてこの日のためにものすごい練習を重ねてきたことを想像すると、胸に込み上げるものがあった。今までゆうじんと数年間付き合ってきたが、間違いなく今日のゆうじんが今までで1番かっこよかった。感動した。やっぱり歌はうまさじゃなくて、気持ちだな、と思った。
 ゆうじんの友達のカメラマンがすごくノリがよくてみんなを笑わせながら写真を撮っていたが、新郎新婦の感動的なシーンを撮影するときは、真面目な顔で臨んでいた。彼はきっと本気で写真に向き合っているんだろうなと感じた。
 俺も彼のように何か夢中になれるものを見つけたい。