こんにちは
昨日は友人とウェリントンへお出かけしてきました
子供たちはダンナーさんが見てくれて、
こちらもウェリントンへ出かけていたみたい
ウォーターフロントの室内ロッククライミングの後で、
シーフードレストランのCrab Shackへ行ったんですって
子供たちがずっと行きたがってたコンビネーションなので
きっと大喜びしたんじゃないかな
私と友人は、ウェリントンのミラマーにある
Roxy Cinemaへ
初めて行ったんですが、アールデコ調の建物で
趣のある映画館でした
内装も素敵で、しかも映画ファンが喜びそうな
お宝風の展示物がたくさんありました
その昔、この映画館で「ホビット」の
ワールドプレミア上映もあったんですよ
さて、昨日見た「美しい星」は、
”ウェリントン日本映画祭”で上映された中の1本
日本映画祭は、
ウェリントンを皮切りにNZ各地で開催されます
イベント情報は、こちらをクリック
なんと、映画祭で上映される映画はすべて無料
ここ数年、映画などに疎くて
上映作品はほぼ知らなかったんです
しかもピンとくる映画がない気がする・・・と思いつつ
お友達と「美しい星」を選びました
結果、大正解!
とっても面白かったです
もしかすると、他の上映作品も
私が知らないだけで、有力映画なのかも
・・・という訳で、
これから開催される街の方は、ぜひ!!
ここからは映画の話なので、ネタばれ注意です
まず観客は、ほぼキウィの人たちだった印象です
その中にちらほらと
私達のような日本人の方も見に来ていたような
映画のあらすじは、
突然、自分は火星人だったと覚醒した
天気予報士(リリーフランキー)が
ニュース番組内のお天気コーナーで暴走
彼の家族もそれぞれの経緯で
長男は水星人
長女は金星人
妻は地球人のまま(木星人?)だけど、
怪しい水のマルチ販売にハマる
その経緯や、覚醒後の行動などが
物語の中心です
怪しい水のマルチ描写が
”こういうのありそう!”って感じで
「ディストリビューター」とかの単語に
場内も失笑していましたよ
そしてリリーさんの暴走具合には
場内大爆笑でした
私は羽場なんとかさん(かな?)の
ニュースキャスターらしい演技も面白くて
日本のニュース番組で、
こういうやり取りあるな~と思いながら
ニヤニヤして見ていました
前半は面白おかしい感じなんですが、
後半からは地球温暖化とか
人類の行く末とかの話になってきます
(それも宇宙人視点の議論)
リリーさんは
地球人を地球環境の危機に目覚めさせて
どうにか地球を再生させようとする派
佐々木蔵之介は
このままゆるゆると地球と人類を
滅亡に向かわせる派
(アフリカの一部の人だけ生き残らせて、
また1からスタートすれば良い
みたいな事を言っていました
そして滅んだ人々は、いずれ化石燃料となって
地球を再生させるのに役立つ、とか)
この辺は見ていて考えさせられました
もちろん私は、
一人一人が環境保護に注意を払って
今の地球を維持したい派ですが
(そしてみんなそう考えてると思っていた)
もしかしたら中には、
現代の便利さをさらに追求して
いずれは地球が人の住めない場所になってもいい
って考えの人もいるのかもな~
と、映画を見ながら感じました
キウィは人一倍
環境問題に関心が高い人が多いので、
この映画の宇宙人のやり取りを見て
どんな風に思ったのか興味があります
映画の最後は、ちょっと苦笑というか
何とも言えないエンディングでした~
でも会場からは
”おもしろかったね”とか”すごいね”という
英語の会話が聞こえてきてたので、
おおむね好評価だったんじゃないですかね
私もとっても楽しみました
良い人だと思ったら、極悪人だったり
信じて頑張っていたら、裏切られたり
人間のドロドロした所を描きつつも
「美しい星」というタイトルなのが皮肉というか
清濁併せて地球は美しい星って事なのかな?
とか、考えてみたりして
「美しい星」は、
原作である三島由紀夫の小説タイトルから
そのまま取っているそうです
ウェリントンは昨日が最終日でしたが
他にも面白そうな映画が上映されますので、
これから開催される地域の方は
ぜひ行ってみてください
応援クリックありがとうございます