数的不利 | 手記

手記

戯去戯来自有真

この「数的不利」という言葉はサッカーをやっていた時に学んだ。

サッカーではその局面において、相手よりも人数が少ない場面にこの言葉が用いられる。

数の面から見て、有利か不利かのはなしである。




日本に帰ってきて2週間。
地元に帰ってきて1週間が経った。

最初の1週間は東京でビッチリ働きながら、旧友と酒を酌み交わした。
あれからのことと、これからのことを語り、ガールズバーやらパブで馬鹿騒ぎをした。
俺がカナダで何をやって来たかは一切関係なく、「外国に行って来た人」というカッコよさげな雰囲気で扱ってもらえたりもした。

そして地元に帰ってきたものの、週末しか仕事がなく、平日は暇を持て余している。
本読むか、机に向かって見るか、パチンコいくか
同じく「外国に行って来た人」感は感じるが、ここではそれと同じくらいに、「いつまでそんなこと続けるの?」感もある。

家族、長男、高齢化、結婚、仕事、27歳、一人っ子、金、約束

ばぁちゃんや、いとこのおばちゃんには
「もう行くな!」と言われた。

友達は結婚して子供が出来て家庭を持ち始めた。

正直、ここには全てがある。
その分、俺はクリエイティブではなくなる。


せめて早く仕事がしたい。
明日、庭仕事の方との顔合わせにいく!
明後日から働かせてほしい。
働いてる時は自分を肯定することができる。

圧倒的な「数的不利」


でもカナダで経験して、自己の中に芽生えたもの達は意外と強固なものらしく、この状況下でもしっかりとしている。

ダラダラはこの辺にして、
ハードに働いて
ハードに遊んで
ハードに学んでいこう

長く続いた旅行気分はやめにして

数的不利を力に変えて