いし、『蒼炎の守護(ナナブラスト?アミュレット)』もフィオナに返却済みで、特別に頼れる防御力は今の俺には無い。
でもまぁ本当に使徒でも現れない限りはなんとかなるだろう、と思いながら俺は夜道を歩き始める。
『猫の尻尾亭』は割りと大きな通りに面しているため、外灯の明りの恩恵が受けられるので歩く道は最低限照らされている。
もっとも、今日は見事な満月の夜なので、外灯が無くとも多少は夜の闇は和らぐ。www.shsmvoge.com
これから宿に戻るというのだろうか、酒に酔った冒険者風の男を時折見かける。
広場に向かうのは俺だけのようで、稀にいる道行く人とはすれ違うばかり。
歓楽街とは別な方向になる広場へ近づくにつれて、ついに完全に人気が無くなり、俺が石畳を蹴る音だけがコツコツと響く。
果たして、この先には一体何者が待ち構えているのか、もうすぐ判明するだろう解答に少しだけ期待が高鳴る。
文面から見て、待ち合わせ場所は恐らく今日何度か行き来したオベリスクの立つ広場だろう。
スパーダには中央広場を始め、他にも広場と呼ばれる場所はあるが、特別指定しないで俺が広場で連想する場所はここしかありえない。mcm バッグ
ついでに‘今夜’という正確な時刻を示さない曖昧な時間指定だが、この雲ひとつ無い夜空に満月が昇ってからそう経ってはいない、痺れを切らして帰ってしまうほど相手を待たせてはいないはずだ。
もっとも、こんな手段を用いてわざわざ呼び出したんだ、恐らく夜明けまで待とうというだけの気概はあるだろう。
「よし、この先だな」
昼間はあれだけ賑わっていたが、今はただ静寂が支配する広場の入り口に立ち、勇んで踏み入ってゆく。
そこまで広いところじゃない、入れば中央部分に鎮座する『歴史の始まり(ゼロ?クロニクル)』がすぐ目に入る。
見たところ、その台座含め10メートル超の巨大なオベリスクの前には、人影は見当たらない。mcm 通販
「なんだ、まだ来てないのかよ……」
急速に頭が冷えてゆく。
思えば、ただのイタズラだった可能性を全く失念していた、そうだ、普通はコレが一番在り得るパターンだろう。
俺はガッカリすると同時に、リリィとフィオナには余計な手間をかけさせてしまったと後悔しながら、これから差出人が現れるだろうという低い可能性を確認するため、十分だけ待とうとオベリスク前まで歩いてゆく。
そうして、闇夜に溶ける様な漆黒の壁面を見上げるほどにまで接近した時だった、
「来てくれたんだね、ありがとう」
その声は、オベ
