個人的レビュー
★★★★
絶望から抜け出す心理学心をひらくマインドフルネスな生き方
今回は、日々の悩みや心のモヤモヤを抱える方にぜひ読んでいただきたい
一冊をご紹介します。
タイトルは「絶望から抜け出す心理学ーー心をひらくマインドフルネスな生き方」です。
悩みは誰にでもあるからこそ…
人は誰しも、日々の暮らしの中で悩みを抱え、心が疲れてしまうことがありますよね。
私自身も、ちょっとしたことで後ろ向きな気持ちになったり、被害妄想的のような考えに囚われてしまうことがよくあります。
そんな凝り固まった考え方に新しい風を吹き込んでくれるのがこの本です。
本書では、先入観を手放し、広い視野で物事を見ることこそが
心の安定につながると教えてくれます。
視点を変えるだけで、人生は変わる
この本の中で、私が特に心に残った言葉をご紹介します。
「私たちが最も自己実現できるのは、自分に自信がある時である。自我価値の剥奪に怯えない時である
「人からどう思われているか」を気にする気持ち、誰しも持っているものです。
でも、他人の目に左右されず、自分自身に確かな自信が持てれば、悲観的な思考に引きずられることも減り、可能性はどんどん広がっていきます。
辛い時期は、未来につながる道の途中
今、辛い毎日を送っている方もいるかも知れません。
終わりの見えない苦しみの中にいると「自分はダメなんじゃないか」「幸せになれないんじゃないか」と思い込んでしまいがちです。
でもこう考えてみてください。
「今の辛さは、自分の成長の過程」
そう捉えることで、辛い日々にも意味と希望を見出せるはずです。
視野を狭めているのは自分自身なのかも知れない
「これしか道がない」と思い込んでしまうと、どんどん苦しくなります。
でも実際には、自分が気づいていないだけで、たくさんの選択肢が存在しているのです。
忙しい時ほど視点が狭まり、「こうしなくちゃいけない」「こうあるべきだ」と自分を縛ってしまいがち。
そんな時は一歩引いて、違う角度から物事を見てみると、新しい道が見えてきます。
思い込みや憶測が人間関係を拗らせる
人間関係に悩んでいる人にとって、特に響く内容もありました。
「相手の発言に対する自分の解釈は、本当に正しいのか?」
「他人の行動を、自分に結びつけて解釈しないこと」
これはとても大切な考え方です。
憶測や思い込みは、誤解や不安を生み、人間関係を悪化させてしまいます。
心の中で「きっと嫌われたんだ」と感じた時こそ、一歩立ち止まり。「本当にそうなのか?」と自分に問いかけることが大切だと気付かされました。
おわりに
この本を通して改めて感じたのは、
「視野が狭くなると、人は苦しくなる」
ということでした。
私たちは気付かぬうちに、自分で自分の選択肢を狭めてしまいがちです。
でも、ほんの少し見方を変えるだけで、新しい道が開けることを本書は教えてくれます。
人間関係に悩んでいる方、前向きになりたい方、
そして子供を教育する立場の方にも、ぜひ手にとってほしい一冊です。