個人的レビュー
★★★★
20歳の自分に受けさせたい文章講義
文章を書くことは難しいと思われがちですが、実は少しの心構えと工夫で誰でもいい文章を書くことができます。
このブログでは、私が読んだ本の印象に残ったポイントをもとに、文章を書くことでの大切なことをお伝えします。
特に、「読者の心を動かす文章を書くために必要なこと」を20歳の自分に伝えるつもりでまとめました。
これから何か書き始めたいと思っている方は、ぜひ参考にして本書を読んでいただきたいです!
⒈読者と同じ椅子に座る
文章を書くときに重要なのは、読者と同じ目線で物事を考えることです。本に書かれていた次の一文が印象的でした。
必要なのは、隣に立つことではなく、読者と同じ椅子に「座る」ことである。
読者の」立場になって「この文章は何を伝えたいのか」どうすれば相手に響くのかを考えることがいい文章を書くための基本です。
⒉10年前の自分に向けて書く
どんな時代にも、自分と同じような悩みや苦しみを抱えている人がいます。
本書では、そんな人たちに向けて「10年前の自分に向けて書く」ことを提案しています。
例えば、今の自分がもつ知識や経験を10年前の自分に教えるつもりで書くと、不思議と筆が進むものです。
なぜなら、10年前の自分と同じように迷っている人が、今もどこかにいるからです。
自分の過去を振り返りながら書くと、リアリティのある文章が生まれやすくなります。
⒊文章の役割は「ゴールへの道のり」を示すこと
良い文章とは、単にゴールを示すものではなく「ゴールまでの道のり」をわかりやすく説明するものです。
例えば、読者が抱えている問題を解く方法を伝えたいなら、自分自身がその問題をしっかり理解し、解決策を示す必要があります。
文章を書く前に自分の中でそっかり答えを見つけておくことが大事です。
⒋文才は必要ない!
最後に、良い文章を書くために特別な才能は必要ありません。本書では、良い文章の定義を次の様に説明しています。
「良い文章」とは、「読者の心を動かし、その行動までも動かす文章」である。
つまり、大切なのは「誰かのために書こう」という気持ちと、自分の経験や思いを伝える工夫です。
おわりに
もし「文章を書いてみたいけど、題材がない」と感じている方がいれば、ぜひ自分の過去を振り返ってみてください。
自分が経験したことは、きっと誰かの役に立ちます。
過去の自分を励まし、助けるつもりで書く文章は、必ず誰かに響くはずです。
あなたの文章が、どこかで誰かの人生を少しでも動かすきっかけになりますように!