個人的レビュー
★★★★
「問いの力で自分と相手を変える」心に響いたポイントまとめ
この本では、私たちが普段何気なく行なっている「問い」に着目し、その影響力について深く掘りさぜています。問いは、相手を励ましたり、時には追い詰めたりする力を持っています。無意識のうちにどんな問いを使っているかを意識することが、より良いコミニケーションや自己成長につながるのだと気付かされました。
ここでは、本書から心に残ったポイントをいくつか紹介します。
⒈「なぜ」という問いの持つリスク
自己防衛本能が働く状況で「なぜ」と質問されると、
人はまず自分を守る答えを探してしまいます。
例えば、失敗した時に上司から「なぜ失敗したの?」
と問われると、つい言い訳をしてしまいがちです。
⒉人のせいにしても何も解決しない
「人のせいにする」という行為は、もっとも非効率な問題解決の方法です。
私自身、つい「相手に非があるは?」
と考えがちですが、そんな態度では信頼を築けないし、
誰も一緒に仕事したいとは思いませんよね。
問題が起きた時こそ、自分の行動や考え方に目を向ける。
「次どうするべきか」を問うことで、建設的な解決策が見えてきます。
⒊高い目標を設定し、現状に満足しない
本書では、こう語られています。
「達成された高い目標は次の飛躍のための土台である」
現状に満足せず、それを次のステップのための糧とする考え方が心に響きました。
さらに人生の目標についても次の様に述べられています。
「生涯達成できないほどたかい目標を設定しよう。今の能力を機にする必要はない。その旅の中で能力は自然に高まっていく。
それは生涯を通じて、成長し続け、充実した人生を送るためのカギなのだ。」
自分に「本当に目指したいものは何か?」
と問い続けることが大切。そして、現状に甘んじることなく、高みを目指して努力する。
その過程で自分の可能性を広げていきましょう。