倍になった乳がん。
半年育った乳がんのスピードに驚くと同時にもう一つ気付いた事実。
1.2cmの腫瘍は針生検をして、診断されましたが、もう1つの1.3cmの腫瘍は針生検していません。
2つとも悪性とみなされ、治療が始まります。
でも、針生検しない限り、確定診断ではないことは、わかっています。
「先生、もう1つの腫瘍は生検していないので、良性ってこともありますよね?!」
望みをかけて聞いてみる。
だって、1.2と2.5cmでは、ステージも変わります。
「うーん。無いとは言えませんが。エコーでは、2つに見えるしこりも、CTとMRIでは1つに見えます。それに、2つとも半年前には無かったもので、良性がこの半年で出来るのはあまり、考えられません。
いずれにしても、連なっているようなので、もう1つも悪性の可能性が高いです。」
そうなのか
半年で2.5cmにもなる進行が早いタイプなのか、2つも乳がんができる多発性なのか。
「大丈夫ですよ!トリプルネガティブは抗がん剤がよく効きます!抗がん剤の効きは、腫瘍のサイズは関係無いですから」
「じゃー、効かなかったどうなりますか」
「すぐに手術に切り替えます」
そして、私の抗がん剤の流れが説明ありました。
EC療法 ✕ 4回
パクリタキセル ✕ 4回
ドーズデンスを選択したので、2週間ごとの投与になります。
ECとパクリタキセルはそれぞれ初回のみ入院しての投与になるそうです。
抗がん剤終了後、1ヶ月後に手術になります。
ここまでくると、抗がん剤怖いなんて、言ってられません。
一刻も早く抗がん剤治療をして、スピードの早い癌細胞をやっつけたい
そして、看護師の友人からの勧めもあり、CVポートを入れ込む手術を希望しました。
血管の細い私は、看護師さん泣かせです。
ポートを入れることで、スムーズに抗がん剤が入れられるのと、血管痛を防いだり、抗がん剤が血管から漏れるのを防ぐことも出来ます。
初回抗がん剤の入院時に、ポートを入れてもらいます。
そして、まだ主治医が決まっていなかったのですが、告知をしてくださった先生にお願いすることにしました。
私の通っている病院は、乳腺専門病院で先生もたくさんいらっしゃいます。
主治医を希望することも出来ます。
わたしが主治医を決めたのは、話しやすくて聞きやすい、新しい乳がんの情報を提供してくれるからです
そして、口数は少ないですがいつも「一緒に頑張りましょう!」と言ってくれるので頑張れる気がします