記念すべき200回


夜にボランティアに
行った帰り道

また次男からの連絡

いよいよ危ないと

一度家に帰ってと思ったが
そのまま病室に直行

最後に連絡がついた長男が
病室に入って来た瞬間

力尽きたのか
苦しそうな呼吸さえ
無くなって

体に付けられていた器具が
看護師さんの手で
次々外されていき

彼は静かに旅立っていきました

1人で亡くなって行った母

3人の兄弟に看取られて行った父

愛されていたのは母

憎まれていたのは父

逆転現象が起こった

世の中不思議なものです


しっかり
遺書もあり
兄弟に向けた手紙もあり
そんなところだけ
準備周到で

笑えなかった

明日から、体力勝負の毎日
なんだろうなぁ

やるしか無い

長い長い1日

40年以上触れてなかった
父の手や足に
最後に触れたことが

私が出来た
最後の親孝行

思って下さい

これが精一杯でした

早く大好きなおばあちゃん
会って
幸せに過ごして下さい