ガン友ランチ会

待ち合わせの
ホテルのロビーには

私と若奥様の2人だけ

後の2人は?


ラインを送っても
既読にならない


しばらくしてから
まだ入院中の先輩から
今、頭出血した

と返信

1人はホテルの隣にある
病院にまだ入院中

ひょっとして
何か起こったのか?


と、心配して
病室へ小走り

暑さと抗がん剤のおかげで
全力疾走とはいかない

それでも
ウィッグの脇から
汗が


それでも、抗がん剤で
太ってしまった2人は
必死に病室へ


病室からは
何故か笑い声

向かいのベッドの方と
笑いながら話してるのが
カーテン越しに見えて


ホッとしたけど
出血した
の意味がわからず

とりあえず話を聞くと
ベッドの横にある
ロッカーの角に頭を
ぶつけて
出血したらしい、笑


本人曰く
さすが外科のフロアー
対処早かったわ

と、頭のてっぺんに
丸い絆創膏

三人でひと笑いして

汗をかきかき

ホテルへ


今度は一番上のお姉さんが
見つからない

入院中にラインの存在を知り
退院した日に

ガラケーから
スマホに変えた

と言うアクティブなお姉さん

でも、ラインを送ると
返信が電話と言う
超かわいいお姉さん


こなちらに
何度もライン送っても
これまた
返信無し


今度は
予約したレストランに
またまた
小走り

食欲旺盛なお姉さんは
レストランの
ウエィティグコーナーで
座っていた

あまりにも
小柄過ぎて
見逃してた私達


そんなこんなで
予約の時間を
30分近く過ぎてやっと
着席

大汗で始まったランチタイム

長くなり過ぎたので
第二弾に続く…