明け方まで荷造りして
少しだけ寝て
タクシーに乗り病院到着
荷物はスーツケースひとつと
大きな100円均一の袋
このときまで
私は
世間を全く理解してなくて
勝手に自分で
入院のストーリーを
作り上げてたみたいです
抗がん剤って
全員、入院してするものとばかり
思ってました
だから、私の荷物も
軽く一ヶ月
カツラやら合わせて
カバン二つになってしまったわけで
でも、聞いたら
入院する人も
い・ま・す
ほとんどが
通院です
そうそう、その説明
診察の時に聞いた覚えがある
なのに
いつの間に
全員入院
になってんのかな?
私の頭の中
テンパってて
妄想の世界に生きてしまってる
毎回のビビリ具合を
先生も想定して
1日予備日を貰って
荷物整理して
ベッドに横になるまでもなく
今回は四人べやなので
挨拶したり
お話ししたりで
就寝時間
退屈しない分
多少は疲れるが
明日の抗がん剤を
思うと眠れない
朝6時の採血
その結果
午後の2時から
抗がん剤一回目が
決定した
担当の先生がやって来て
針を刺す
この作業は
先生しか、してはいけないそうで
先生が慎重に
手の甲に針を刺して行く
ヘタレとしては、
痛いです
痛いです
実際の感覚で痛いのではなく
イメージで痛いらしい
点滴が始まるまで
1時間ほど
そのまま放置されるのだけど
ずっと
痛いです
痛いです
とつぶやき続けて
周りから
笑いも頂きつつ
開始前に
抗がん剤中はずっと
看護師さんが
横にいてくれますよね?
一人じゃ無いですよね?
と、先生にすがりついて
忙しい看護師さんを
一人で独占した
優しい看護師さんが
色々話しかけてくれて
フェックと呼ばれる
真っ赤な抗がん剤は
あっという間に
体に入って行った
それまでにも
吐き気どめとか
何とかとか
かんとかとか
合計五本
小さいのばっかりだけど
一本づつ落ちて行くのを
ずっと確認しながら
過ごした
これで、もう戻れないのだから
二回目やらなくても
髪は抜けるだろうし
副作用も出るだろうし
始まってしまったのだから
終わりが来るのを
待つしか無い
少しだけ寝て
タクシーに乗り病院到着
荷物はスーツケースひとつと
大きな100円均一の袋
このときまで
私は
世間を全く理解してなくて
勝手に自分で
入院のストーリーを
作り上げてたみたいです
抗がん剤って
全員、入院してするものとばかり
思ってました
だから、私の荷物も
軽く一ヶ月
カツラやら合わせて
カバン二つになってしまったわけで
でも、聞いたら
入院する人も
い・ま・す
ほとんどが
通院です
そうそう、その説明
診察の時に聞いた覚えがある
なのに
いつの間に
全員入院
になってんのかな?
私の頭の中
テンパってて
妄想の世界に生きてしまってる
毎回のビビリ具合を
先生も想定して
1日予備日を貰って
荷物整理して
ベッドに横になるまでもなく
今回は四人べやなので
挨拶したり
お話ししたりで
就寝時間
退屈しない分
多少は疲れるが
明日の抗がん剤を
思うと眠れない
朝6時の採血
その結果
午後の2時から
抗がん剤一回目が
決定した
担当の先生がやって来て
針を刺す
この作業は
先生しか、してはいけないそうで
先生が慎重に
手の甲に針を刺して行く
ヘタレとしては、
痛いです
痛いです
実際の感覚で痛いのではなく
イメージで痛いらしい
点滴が始まるまで
1時間ほど
そのまま放置されるのだけど
ずっと
痛いです
痛いです
とつぶやき続けて
周りから
笑いも頂きつつ
開始前に
抗がん剤中はずっと
看護師さんが
横にいてくれますよね?
一人じゃ無いですよね?
と、先生にすがりついて
忙しい看護師さんを
一人で独占した
優しい看護師さんが
色々話しかけてくれて
フェックと呼ばれる
真っ赤な抗がん剤は
あっという間に
体に入って行った
それまでにも
吐き気どめとか
何とかとか
かんとかとか
合計五本
小さいのばっかりだけど
一本づつ落ちて行くのを
ずっと確認しながら
過ごした
これで、もう戻れないのだから
二回目やらなくても
髪は抜けるだろうし
副作用も出るだろうし
始まってしまったのだから
終わりが来るのを
待つしか無い