お久しぶりです。

以前のお話の続きです。

運動会本番までリレーの選手の練習は続きました。

私が恋した先輩はいつも優しく明るい笑顔をみんなに振りまいてました。

男子の先輩は本番が近づくにつれピリピリしてましたが、いつも優しい初恋の先輩に私は癒されました。

練習が始まる前、グラウンドの脇の水飲み場に鏡があり、いつも先輩が髪型を整え、鉢巻を締めたりしてる姿が、同級生にはないお姉さんの美しさがありました。

そしてリレー本番、結果的に私のクラスは1位になれませんでした。

初恋の先輩はきっといつものように明るくみんなを励ましてると思いその先輩を見ると、グラウンドに体育座りをしながらしくしく泣いていました。だいぶたち顔を上げた先輩はかなり泣いたからか目や鼻は真っ赤でした。

私は先輩がいつも明るくしてたことしか知らず、その影でリレーに対して必死に練習して、チームを明るくして、誰よりも勝ちたかったことをその時初めて知りました。

でももうリレーは終わりました。

その後は先輩と会う機会は滅多になくなり、たまにすれ違っても、友達と明るく笑ういつもの先輩で、私から声をかけることはできませんでした。

翌年から私は運動会や体育祭に誰よりも気合を入れて取り組みました。好きとも言えないまま、私にはそれしかできませんでした。