横山大観(1868-1958)の生誕150年、没後60年を記念した展覧会が京都国立近代美術館で開催されています。
40メートル超で日本一長い画巻「生々流転」や「夜桜」「紅葉」等、総出品数約90点を展観する大回顧展。
以前観た天井まで届くのではないかと思われる富士山、圧倒されしばし動けなくなった、その感覚をもう一尾味わいたいと今回行ったのですが、どちらかというと、小さめの絵画が多かったような感じでした。
しかし、洛中洛外雨十題のうち4点(堅田暮雨、辰巳橋夜雨、三条大橋雨、宇治川雷雨)では、雨音が聞こえてきたし、「夜桜」では、松明が燃える音と熱が伝わって来た、そんな体感ができました。
そして、今回、横山大観がどれほど自分のブランディングを高めることに長けていたかを知ることができた。
画家って、生前には売れなくて死後に評価されるケースが高いと思うことが多かったが、横山大観は存命中から名をはせ、実業家や皇室からの依頼が多かった。
早くから海外を渡航し、外から日本を見ることができたため、いかに日本という国が美しい国かということも分かっていたと思う。その分、愛国心も人一倍だったんだろう。
素晴らしい絵画ばかりであったが、人物を描いているのが、どうもくすっと笑える表情をしていて、イラストちっくだなあと思ったのは私だけかな・・・。
会期(前期・後期)の影響で「群青富士」が見られなかったのは残念。
横山大観展に訪問する前にお腹を満たしたのは、「La Petite Scene(ラ プティ セヌ)」。
小さなかわいいビストロ。
フォークだけでは切れないくらいお肉がギュッと詰まったハンバーグステーキが美味。
たっぷりのポテトが付いてきます。
デザート付にするとこんなプチデザートが!
チーズケーキと洋ナシのタルト
ただ、残念なのが、シェフがかなり不愛想。
料理中もガチャガチャと結構うるさい。もしかしたら機嫌が悪かったのかも・・・
なんですが、落ち着いてランチできなかった・・・(涙)